【城下尊之 芸能界ぶっちゃけトーク】


 モデルで女優でもある吉川ひなのが先日、自身のSNSで「8年振りくらいかな」とする芸能活動の再開を宣言した。


「吉川ひなの」という名を見聞きしても、今の若い人たちは「よく知らない」と言ったほうがいいだろう。

僕らにとっても彼女が派手に活躍していた期間はかなり前、彼女が10代から20代にかけての、さほど長くない期間だった。


 ワイドショーをやっていて、僕が一番彼女を追っかけたのは彼女が19歳の時。ビジュアル系バンド「SHAZNA」のボーカルIZAM(53)と結婚した頃だ。本人たちが発表する以前に、東京・青山でふたり一緒にいるところを発見し、僕らのチームしかいない状況で店から出てきたふたりを直撃。撮影しながら交際について質問したのだった。


 ウチらだけのスクープだと思って力が入ったのだが、ふたりは返答せず、それどころか吉川がやおら路上にしゃがみ込んで泣き出してしまった。慌てた僕らは撮影をやめてカメラチームを離れさせ、僕とディレクターがIZAMに「タクシーを止めましょうか?」「何かできることは?」と声を掛けてみたところ、IZAMは「彼女、こうなったらしばらくダメなんで、僕がなんとかしますから、ここから離れてくれませんか。大丈夫ですから」と言ってきた。


 僕らは「申し訳ない」と返して引き揚げたが、ロックバンドの彼が意外と普通の好青年だったという印象が強く残った。


 これがきっかけか、ふたりはその後すぐに結婚を発表し、その年のうちに早々と離婚してしまった。その離婚直前、噂が出たところで吉川が住んでいた場所を割り出し、そのマンションで張り込んでいると、彼女が徒歩で帰宅してきた。率直に離婚話をぶつけてみると、「そんなことないですよ。

全然!」と強く否定しながらマンション内に入ってしまった。今度は冷静だったが、やはりすぐ後に離婚が発表されたものだ。


 吉川はその後、2011年に会社経営者と再婚して1男2女を出産。仕事をセーブしながら子育て中心の生活だった。米ロサンゼルスやハワイで暮らし、昨年からは沖縄在住だという。一番上のお子さんは14歳、下が4歳ということで、まだまだ手がかかるものの、仕事ができる余裕が出てきたということだろう。


 彼女ももう46歳、子育てを経験してたくましくなったはずで、以前とはまったく違う生き方を見せてくれるだろう。


(城下尊之/芸能ジャーナリスト)


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