怪しげな動きだ。自民党総裁の高市首相を支える有志議員が近く、議員連盟「国力研究会」を発足させる。
ポイントは、発起人に麻生太郎副総裁の他、昨秋の党総裁選で高市首相と争った小泉進次郎防衛相や小林鷹之政調会長、茂木敏充外相が名を連ねていること。議連発足を計画したのは、山田氏や黄川田仁志地方創生相ら高市首相を支える有志グループ「高志会」だったそうだが、彼らの狙いについて、ある官邸事情通が指摘する。
「最近、旧二階派の武田良太元総務相や、石井準一参院幹事長が党内グループを設立。将来的に『反高市』の大きな塊になると目されています。こうした動きを牽制するために総理周辺は“高市派”発足を計画。総裁選候補の進次郎さんや小林さんらに発起人になってもらい、『われわれこそ主流派』と見せつける意図があるのでしょう。こうなると、ヒラの議員は国会閉会後の人事を睨んで、大挙しかねない。そういう効果も狙っているはずです」
参加しないヤツは「自民にあらず」
しかし、進次郎氏や小林氏、茂木氏は「将来の首相」に色気があるとみられている。高市首相の軍門に下ったかのような今回の動きはマイナスではないか。
「今の高市1強の状況で発起人参加を断るのは容易ではありません。断れば『アイツは参加しないらしい』と白い目で見られかねない。少なくとも、角が立つのは確実です。だから、参加せざるを得なかったわけですが、彼らも全面的に屈服する気はなく、ある意味で面従腹背。大ボスの麻生さんも同様で、今回は『発起人として名前を貸してやる』くらいの感覚でしょう。ちなみに、旧岸田派の林総務相には声がかからなかったようだ」(永田町関係者)
要するに、主流派で居続けたい高市周辺の策略に、主要な総裁候補が乗っかった格好。それぞれが、どう立ち回れば得するかソロバンをはじいた「政局ゴッコ」をやっているわけだ。それでも、高市周辺は勢いづいている。
「高市政権は今後、結束して皇室典範と憲法の改正に向かっていかなければならない。その点に異論がないなら議連に参加するのが当然。参加しない人物は『自民党にあらず』だ。21日の初会合に来ないと、逆に注目されるんじゃないですかね」(高市首相に近い議員)
まるで踏み絵だ。
◇ ◇ ◇
高市政権のデタラメ、横暴ぶりは【もっと読む】【さらに読む】でも詳しく報じている。





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