【桧山珠美 あれもこれも言わせて】


 “知事”が密かに注目を集めている。まずは春ドラマの「銀河の一票」。

黒木華野呂佳代がタッグを組んだ選挙エンターテインメントで黒木演じる主人公が野呂演じるスナックのママを都知事候補に擁立する物語。これが面白い。


 先日の放送ではついに野呂が都知事選への出馬を決意。ここからいよいよ物語が動く。それにしても野呂のスナックのママっぷりが板についていて当たり役。こんなママがいる店なら毎晩でも通ってみたくなる。


■岸谷蘭丸「都知事になりたい!」で思わぬ炎上


 もう一人、「都知事になりたい!」と夢を語っただけで思わぬ炎上に巻き込まれているのが岸谷蘭丸。発端は1日の「ぽかぽか」。「話題の実業家 岸谷蘭丸(24)の波乱万丈人生 謎の素顔 深掘りSP」と題し、岸谷をゲストに迎えた。


「ぽかぽか」のゲストがショボいのは今に始まったことではないが、質より量、ショボいゲストの場合はたいてい複数のゲストが出るのに今回は岸谷蘭丸だけ。


 いくら岸谷五朗と奥居香の子供とはいえ、この優遇ぶりは? と思っていたら、インフルエンサーや実業家として一定の知名度があるらしい。そういえば、「サンデージャポン」で何度か見かけた記憶もある。


 そして見続けていたら3歳で難病を患ったこと、本ばかり読んでいた幼少期、中学卒業後に海外に留学し、現在はイタリアのボッコーニ大学に在学中であること、さらに海外留学支援の会社を経営するなどなどその半生を聞くうち多少なりとも好感を抱いたものだ。


 この日は雨なのに外には「都知事になって丸く収めて蘭丸くん」という手書きのメッセージボードを掲げるファンもいて「都知事?」と疑問に思っていたら番組中盤、自身の夢として「都知事になること」を挙げた。


 幼い頃からの夢で「都知事は都のリーダー。石原慎太郎、かっけえー」うんぬん。小学生のなりたい職業1位が男女ともに「公務員」などという昨今、安定志向も結構だが、なんとも夢のない時代と思っていたので、堂々と「都知事になりたい」という若者が現れたことに感心するやら驚くやら。


 ところが、その後、ネット上に「岸谷夫妻は子育て失敗」など、両親を誹謗中傷するような書き込みが噴出。本人が反論し、ちょっとした炎上騒ぎになったというからわけがわからない。



西川貴教、王林が知事になる?

 知事といえば、以前から地元イベントへの熱心な活動から滋賀県知事を狙っているのではと噂され、本人もまんざらではなさそうな西川貴教。「青森県知事になるのが夢」と公言し、この春、所属事務所を再び地元のリンゴミュージックへ戻した王林もいる。


 柳葉敏郎もかつて秋田県知事選に出馬するのではと噂になった。3度目の宮崎県知事選出馬を表明したのは東国原英夫。時ならぬ知事ブーム。

芸能界が騒がしい。


(桧山珠美/コラムニスト)


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