バレーボール ▽大同生命SVリーグ男子 チャンピオンシップ準決勝第2戦 サントリー 3―1(23―25、31―29、25―20、25―23)名古屋(10日、大阪・Asueアリーナ大阪)

 2戦先勝方式で争うチャンピオンシップ(CS)準決勝が行われ、レギュラーシーズン(RS)1位で、連覇を狙うサントリーサンバーズ大阪が、4位のウルフドッグス名古屋に3―1で逆転勝ちを収めた。3―0で勝った9日の第1戦に続き、2連勝で決勝(15日~、横浜アリーナ)進出を決めた。

チーム3位の14得点を挙げた高橋藍主将は「一番はホッとしました。勝つことが重要でファイナルに進出できて、まずはうれしいです」と喜びをかみ締めた。

 エースの仕事を全うした。大接戦となった第2セット(S)の30―29の場面で、セッター・関田誠大のトスはレフトの藍に上がった。「最後の1点を取り切るのがエースとしての責任」とこれを決め切り、名古屋の強いサーブに押されて第1Sを落とし、苦しかったムードを断ち切った。「ブラボー!」と何度も絶叫。超満員の7580人の観客も大熱狂だ。

 第1Sの相手のセットポイントでスパイクをブロックされた悔しさも胸にあっただけに「2セット目、4セット目も託してくれたのは信頼していただいているところだと思うので、そこで役割を果たせたのはチームにとっても良かったと思います」とうなずいた。

 第1Sからサーブの強い名古屋が前戦から修正し、藍もサーブレシーブの機会が増えた。サーブで狙われ、厳しい体勢からでも攻撃に参加しないといけない。これがエースとしての仕事だった。12―13の場面では後衛からも好機をうかがい、ツーアタックでチームをもり立てた。

 2―1の第4Sも中盤にリードを広げられ、再び苦しい展開に。それでもセット終盤にレフトから多彩なスパイクで相手に食らいついた。このままセットを取られ、追いつかれたらさらに重圧がかかる。22―23の場面ではライトから切り込んで決め切り、自身のサーブに入った。セッター・関田も「藍のライトは強みだと思っています」と信頼を口にする。苦しみながらもつかんだ勝利に、ようやく笑みがこぼれた。

 24年5月にイタリア1部セリエAから加入し、サントリーでは2季過ごした。今季限りでチームの退団が決まっており、決勝は舞台を横浜アリーナに移すため、この日はホーム大阪でのラストマッチだった。最後にファンの前で直接あいさつ。「ファンの皆さんとここまで戦ってきた相手チームの分も、最後みんなで優勝したい」と誓った。

 15日から始まる決勝は、RS2位の大阪ブルテオンと同3位の愛知の勝者と対戦。CS連覇が懸かるが、「連覇はかかるけど、意識し過ぎず、1つ1つの試合で相手に勝っていくこと」と視線を上げた。

有終Vへ「このチームにすごく感謝しているので、恩返しの意味でも優勝して、みんなで笑って終われるように頑張りたいです」と力を込めた。

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