「サスペンスの女王」と呼ばれ、数々の2時間ドラマなどに出演してきた女優の山村紅葉の小説家デビューが話題である。


「あの『ミステリーの女王』こと売れっ子作家だった山村美紗の娘が、母が筆をおいた65歳で筆を執り、母と同じ原稿用紙で執筆というのですからね」


 とは、スポーツ紙芸能デスク。


「メディアで『満を持してのデビュー』『母の血を感じる作品』と注目され、発売前の予約推奨とのコメントが多数ネットにがっています。5月12日現在は出版社から公式の数字が出ていない状況ですが、初版は推定5000~1万部と、出版不況の現在では標準以上の刷り部数と予想され、予約動向から重版の可能性が高いと見られています。早くも映像化の可能性も報じられていますね」(同)


 双葉社から6月17日発売予定のデビュー作「祇園の秘密 血のすり替え」は紅葉がドラマなどで何度も演じ、得意とする京都の花街と歌舞伎を舞台にしたミステリーだそうだ。


 山村美紗のミステリー作品は累計数千万部級ともいわれ、大ヒットが何冊もあり、出版界では「ドル箱作家」として名を馳せた。紅葉は今回の出版に際し、


「パソコンではなく、母と同じように原稿用紙にペンを走らせていると、20才にお茶屋さんで舞妓ちゃんの舞を見た日、歌舞伎役者さんが家にいらした日など、母との想い出が次々とアイデアをくれました。読んで“母の血”を感じていただければ、とてもうれしゅうございます」


 とのコメントを出し、堂々と血統を打ち出しているのだから、自信があるのだろう。


■100万部超の大ヒットで、母と同じ「ドル箱作家」となれるかどうか


 ある大手出版関係者はこう言う。


「紅葉さんは2019年にPHP出版から自伝的エッセー『おきばりやす 京女は今日も一生懸命』を出しているのですが、中古市場でいまだに高値がつく人気ぶりなんです。初版で、帯付きの美品であれば定価1430円(税込み)が6000~7000円での取引例もあるくらい。発売から7年経過で初版在庫が少ないこともありますが、山村美紗ファンの需要が高止まりしている証拠。紅葉さんもヒットシリーズを生み出せば、出版社はかなり潤うと皮算用していると思いますよ」


 小説デビューのきっかけは、自身のエッセーを担当する編集者から「お母さまの亡くなった65歳になるので、小説を書いてみませんか?」と向けられたことだったといい、


「母が『原稿用紙じゃないとペンが進まない』と常々言っていたのですが、私も同じで手書きで書き上げました。ペンを走らせていると、母との想い出が次々とアイデアをくれたんです」


 と、紅葉は語っているという。


「小説のヒット作は累計100万部超が大ヒットの目安とされ、近年の例では『ハリー・ポッターと死の秘宝』は日本だけで162万部超、『容疑者Xの献身』が149万部などがあります」(前出の出版関係者)


 紅葉のデビュー小説が大ヒットし、出版業界全体の起爆剤にとの期待が、業界全体から高まっているようだ。


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