タレントあのが降板を訴えていたテレビ朝日系冠番組「あのちゃんねる」は6月15日放送回で終了することになった。そう5月28日に正式決定したテレ朝は「あのさんの事務所と話し合いをしております」としていたが、あのと番組スタッフとの溝は埋まらなかったようだ。


 あのが「嫌いな芸能人」を聞かれ、鈴木紗理奈(48)の名前を挙げた今月18日の放送に対し、鈴木がSNSで《普通にいじめやん》などと訴えたことから、騒動となっていた。


 あのによると、収録の直前まで「嫌いな芸能人」という質問があると知らされなかった上、以前から「この表現は嫌です」「ピーかけてくれないと」などと番組側に配慮を求めていたが、それも受け入れられなかった。そうした不信感もあり、降板を訴えたとしている。


「番組終了によって、一応の区切りをつけた形になったと報じられていますが、収束とまではいってません」


 と、スポーツ紙芸能デスクがこう言う。


「まず、あのさんの今後ですね。タレント活動は正念場とすでに一部で報じられている通り、バラエティーでの冠番組はもちろん、今回の騒動の余波で芸能界での活動にも影響を及ぼしかねない状況とみられています。今回のように、タレント本人が収録番組の内情や編集への不満をSNSで公然と発信し、一方的に降板まで宣言するのは異例だとの指摘もありますが、その是非はともかく、結果的に、あのさんが干されるようなことになれば、それでいいのかということになりますよ。不思議ちゃんキャラでブレークしたあのさんはギャラ推定1本5000万円とされるCMに20本以上出演している売れっ子です。彼女のグッズによる物販も売れに売れているため、所属事務所トイズファクトリーも、あのさんのSNS発信といい、彼女には意見できなかったのではないかとの見方も報じられていますが、悪いのは彼女だけというのでは、本人もファンも、さらに世間も納得しないと思いますよ」


■視聴率稼ぎのためなら何でもありのテレビの時代錯誤


 芸能評論家の中野義則氏はこう言う。


「スタッフが、ちゃんとタレントさんと話をしていなかったということからして、おかしい。冠番組でありながら、信頼のないまま続いていたことなんて、あり得ないことだと思います」


 芸能リポーターの平野早苗さんはこうだ。


「そもそも、あのちゃんに嫌いな人の名前を聞くという番組の意図が分かりません。

ハラスメントやコンプライアンスが厳しく問われているのに逆行していると言いますか、そもそも時代錯誤にみえます」


 同じリポーターの小柳美江さんはこうだ。


「ネットのSNSで、実名がさらされたりしているように、テレビ番組も、同様のことをしていたことに驚いています。視聴率稼ぎのためだと思いますが、そのためなら、何をしてもいいという風潮になっているとすれば、おそろしい」


 テレ朝は5月22日、公式サイトで以下のように謝罪している。


「番組の不適切な質問および企画上の意図的な演出により、あの様並びに出演者様に不本意な発言を誘導し、かつその発言の精査が不十分なまま放送してしまいました」


 さらに西新社長は同26日の定例会見で「本意ではない形での企画、編集内容で、多くの方の誤解を招く結果となってしまった。制作過程を幅広く検証していく必要がある」などと述べた。検証結果を明らかにしていく責任があると、視聴者も厳しく見ているに違いない。


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 テレビ局はいつまで「所詮タレントは消耗品」という間違った認識を持ちつづけるのか。関連記事『「あのちゃんねる」騒動でテレ朝社長謝罪は方便? “便利な捨て駒”あのへの処遇が明らかに』なども必読だ。


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