本作は、5月22日に全米公開され、週末興行収入870万ドル(※Box Office Mojo 調べ、1ドル=160円換算で約14億円)を記録。事前予測を上回る好スタートを切り、話題を集めている。
監督は、『ジェーン・ドウの解剖』(2016年)で「ファンタスティック・フェスト」のベスト・ホラー賞、「シッチェス・カタロニア国際映画祭」の審査員特別賞を受賞したアンドレ・ウーヴレダル。『スケアリーストーリーズ 怖い本』(2020年)、『ドラキュラ/デメテル号最期の航海』(2023年)なども手がけてきた現代ホラー界の注目株で、自ら「これまでの監督作で最も怖い作品」と語る意欲作だ。
予告編は、「年間1.3億人が車で旅をする――そのうち1万5400人が行方不明となっている」という不穏なメッセージから幕を開ける。
夜の道路を走る1台の車。ドライブ中の男2人は、片方が用を足すため停車する。木陰で事を済ませていると、突然けたたましいクラクションの音が鳴り響く。車に戻ると、同乗者が忽然と姿を消していた。
得体の知れない気配に息をのんだ次の瞬間、消えたはずの同乗者が上空から突如落下し、フロントガラスに激突。直後、おぞましい声を上げる“何か”にさらわれてしまう。
目の前で起きた出来事を理解できないまま、男は恐怖に駆られて車を走らせる。だが行く先々で、追い越しても追い越しても、同じ風貌の見知らぬ“何か”が道端に立っている。そしてついに、その“何か”が助手席へと“乗り込んでくる”。
場面は変わり、別の日。先の凄惨な事故を目撃したカップルの車にも、あの車と同様の爪で引っかいたような奇妙な印が刻まれていた。その日から、正体不明の追手の呪いが2人に付きまとい、平穏な日々は逃れられない恐怖へと変貌していく――。
加えて映像には、ラジオから流れる謎の通信音声、草むらに転がる無数の死体、燃え上がる教会といった不気味なカットが矢継ぎ早に差し込まれ、最後には恐ろしい顔が覗く衝撃の一幕も。彼らを追跡するものの正体とはいったい何なのか――。
夜、人気のない道路を車で走っている時に誰もが抱く原始的な不安を恐怖へと昇華させた本作は、自由気ままな車の旅が逃れられない悪夢へと変貌する“取り憑かれ系”ロードホラー。逃げても逃げても追いかけてくる正体不明の“何か”が、日本の観客を恐怖へと引きずり込む。
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