《支える人 支えられる人 入れ替わりながら人って成り立っているのだと思う》

10月3日、Xでこう綴ったのは、TOKIOの元メンバー・山口達也氏(52)。この日、福島県南相馬市原町区でアルコール依存症に関する講演会が開かれ、山口氏は講師として登壇していた。

山口氏はTOKIOの一員として活躍していた’18年に、泥酔した状態で女子高生タレントにわいせつ行為を働いたとして書類送検され(のちに起訴猶予処分)、ジャニーズ事務所(当時)から契約解除。’20年にはバイクの酒気帯び運転による道路交通法違反の疑いで現行犯逮捕された。

そして、’23年に「株式会社 山口達也」を設立し自らのアルコール依存症を告白した。

古巣であるジャニーズ事務所は創業者・ジャニー喜多川氏(享年87)による性加害問題を受けて昨年10月17日、株式会社SMILE-UP.へと社名を変更。性加害にかかる補償業務に専念し、補償が完了し次第廃業すると発表されている。

それから1年。“辞めジャニ”である山口氏の近況を芸能関係者が語る。

「会社設立以降、山口さんは講演活動に勤しんでおり、10月3日には『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)の密着取材も放送されました。山口さんは、もともとはスマホもうまく使えないアナログタイプでしたが、今では厚生労働省のアルコールに関する資料を独自にまとめ、パワーポイントを使って講演会で説明に用いるなどしています。自身の経験からアルコール依存の恐ろしさを伝える姿は説得力もあり、年内は講演会でスケジュールがいっぱいだそうです」

本人のXでも、冒頭の福島県以外にも愛知県や大分県豊後高田市、北海道函館など全国を飛び回る様子が投稿されている。しかし、山口氏が自身に課している“制約”があるようで……。

「地方での講演会の際も、山口さんは基本的には日帰りでスケジュールを組んでいます。

泊まると気が緩むということなのかもしれませんが、山口さんは『泊まると酒を飲んでしまうかもしれない』と話していました。

アルコールへの依存から、わいせつ行為に酒気帯び運転と二度も問題を起こしただけに、“次に飲んだら人を殺してしまうかもしれない”というほどの危機感を持っているそうです」(前出・芸能関係者)

いっぽう、山口氏がかつて在籍したTOKIOは9月21日にデビュー30周年を迎えた。

「当日、城島茂さん(53)、国分太一さん(50)、松岡昌宏さん(47)は『FAMILY CLUB online』で生配信を実施。TOKIOの3人は山口さんを非常に気にかけていて、配信中には山口さんに“アポなし”で電話する場面がありました。

ただ、山口さんはTOKIOに再度合流するという意向はまったくないそうです。多大な迷惑をかけたことを今でも悔やんでおり、いちファンとしてこれからもTOKIOを応援したいと考えているそうです」(前出・芸能関係者)

芸能界を離れて、山口氏は二度と過ちを起こさない“誓い”とともに自身の道を進む。

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