image by:twitter@pimaarizona
雨の多いこの季節、洪水による被害が各地で報告されているが、アリゾナ州ピマ郡で、どす黒い流体が地面を飲み込むように流れ出ている様子が撮影された映像が、地元当局によって公開された。
地面が黒くゾワゾワと染まっていく様子はとても不気味で、パニック映画のワンシーンのような恐怖すら感じる。
実はこれ、山火事で発生したガレキが、その後に起きた台風による鉄砲水で押し流されたことで発生したそうだ。
この動画は、軽い台風がすぎた直後の7月15日に「カニャーダ・デル・オロ(スペイン語で金の谷の意)」で撮影されたもの。
「ちょっとした雨でも、不意にひどい鉄砲水や泥流が生じることがある」と、当局は警告している。
Who had this on their 2020 hellscape bingo card? pic.twitter.com/fUNvIVS7aw
— Official Pima County (@pimaarizona) July 16, 2020
【山火事による乾燥が鉄砲水の破壊力をアップ】
じつはこうした鉄砲水のリスクは、山火事によって増大するのだそうだ。地面が炭化・乾燥し、水が吸収されなくなってしまうからだ。
そうなると、軽い雨でも水と泥が氾濫するようになる。そうした鉄砲水は流れが速いだけでなく、土砂のようなガレキや木を拾っているので、さらに破壊力が増す。
しかも一度地面がそうなってしまうと、回復して草木が生えてくるまで数年は鉄砲水が発生し続けるそうだ。
【1か月以上も燃え続ける大山火事】
動画の鉄砲水は、アリゾナ州ツーソン北部のサンタ・カタリーナ山脈で1か月以上も燃え続けている山火事「ビッグホーン・ファイア」が関係していると考えられている。山火事は6月5日の落雷によって出火し、現在までに燃えた範囲は480平方キロに及ぶ。
[動画を見る]
ビッグホーン・ファイア Bighorn Fire Timelapse 6-17-2020
火災で生じた木の屑や泥などをたっぷりと含んだ黒い鉄砲水は、どこか粘性を感じせて、SFホラー的な生物をも彷彿とさせる。
[動画を見る]
VIDEO: Bighorn Fire debris floods Canada del Oro Wash
こんな光景が目の前で展開されていたら、思わずじっくり観察したくなる好奇心を持ち合わせている人もいるかもしれない。だが、運ばれてくるガレキのせいで地面や道路が崩れやすくなっている上に、鉄砲水が押し寄せてくる速度は想像を超えているので、絶対に近寄ってはいけない
References: written by hiroching / edited by parumo
記事全文はこちら:地面を飲み込むように流れ出す、黒い流体の恐怖(アリゾナ州) http://karapaia.com/archives/52293055.html











