死海文書には2人の書き手が存在する?AIで筆記者の謎に迫る

死海文書には2人の書き手が存在する?AIで筆記者の謎に迫る

credit:WIKI commons
 1947年に最初の断片が発見されて以来、発掘調査が進められている「死海文書」は、ヘブライ語の聖書である旧約聖書の最古の写本で、これまで知られていなかった多くのユダヤ教の古文書を含むことはわかっているが、未だに多くの謎に包まれている。

 これを書いた筆記者の名はわかっておらず、様々な推測がなされてきたが、今回、オランダ、フローニンゲン大学の研究チームが科学と人文科学を融合させ、AIによる暗号の筆跡解読を実施したところ、巻物の陰に存在した筆記者たちを見つけ出したという。

 この研究結果は、『PLOS ONE』誌(4月21日)に掲載された。

【死海文書の筆記者を探せ!】
 死海文書を書いた筆記者は、自分の名前などの痕跡は一切残していない。学者たちは、その筆跡から、いくつかの写本は1人の手によるものと推測していた。

「学者たちは、例えば筆記者を特定できるような非常に特異な文字の特徴など、筆跡に決定的な証拠を見つけようとしてきました」研究チームのムラデン・ポポヴィッチ氏は言う。しかし、こうした見方はいくぶん主観的で、たびたび激しい議論が交わされた。

 ポポヴィッチ氏は、このプロジェクトのために、コンピューターサイエンス・AIの教授ランバー・ショメーカー氏とタッグを組んだ。

 ショメーカー氏は、歴史文書の筆跡をコンピューターに読み取らせる技術を長いこと開発してきた。ペンやスタイラス(鉄筆)の握り方などの生体力学的特徴が、手書き文字にどのような影響を与えるかを調べる研究も行っている。

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