【その他の画像・動画等を元記事で観る】
8月8日にデビューしたスピラ・スピカがデビュー8周年という節目に出会ったのが、ヒロインの名が“スピカ”のTVアニメ「黒猫と魔女の教室」。もはや運命を感じずにはいられない巡り合わせである。
INTERVIEW & TEXT BY 逆井マリ
「絶対に歌いたい」その一心でつかんだED主題歌
──TVアニメ「その着せ替え人形は恋をする」(以下、「着せ恋」)のOPテーマ「アオとキラメキ」に続いてのアニメタイアップとなります。本作の主題歌の担当が決まって「冗談抜きで飛び跳ねました(笑)」というコメントを寄せられていましたが、改めてその気持ちを聞かせてください。
幹葉 ありがたいことに、「着せ恋」の時はアニメ側からお声がけいただけたので、すごくラッキーだったと言いますか。「着せ恋」の皆さんのおかげで歌うことができたのですが、今回はアニメ化の話を聞いてエントリー式だったんです。原作のマンガを読んで「主人公が“スピカ”で、スピラ・スピカが歌わないなんてない!」「絶対に歌いたい!」という気持ちが自分の中にあって。とあるライブのタイミングで、スタッフさんが楽屋で「ED主題歌に決まったよ!」と教えてくれて「やったー!」と飛び跳ねました!
──原作を読まれていた時はどのような印象がありましたか?
幹葉 星座がモチーフだったり、魔法学園ファンタジーだったり、最初はポンコツだけど成長していくストーリーだったりと、自分の好きな要素がこれでもか!というくらい詰まっていて。更には黒猫も登場するんですが、スピラ・スピカの過去の楽曲には、猫をモチーフとしたもの(「にゃらんごろん」)もあるので、原作を読んだ時から勝手に運命を感じていました! そして、その原作のキャッチフレーズに「とにかく楽しく、とびきりカワイイ!」といった言葉があって、もしスピラ・スピカが楽曲を担当できるなら、その要素を盛り盛りにした曲にしたいなと。
──それがコンセプトになったんですね。作曲・編曲はお馴染みの重永亮介さんです。
幹葉 そういった話を重永さんにさせてもらい、まずは原型となるワンコーラスを出していただいて。その後、話し合いつつブラッシュアップをしていきました。
──ちょっとDJっぽい音も入っていますよね。
幹葉 そうなんです!私が「The Wakey Show ~ザ・ウェイキー・ショウ」でDJ・ウェイキーを始めたというのもあり、重永さんは「そこを彷彿とさせる音を入れたかった」と。ウェイキーきっかけでスピラ・スピカに辿り着いてくださった方が聴いた時に、「あっ!」と思ってもらえるような仕掛けにもなっています。そこまで考えて入れてくださっていたのが嬉しかったですね。今回も気合いを入れて一緒に作ってくれました。
──今回も幹葉さんが作詞をされています。歌詞のイメージはすぐに膨らみましたか?
幹葉 はい。スピラ・スピカは、先に楽曲があって、その後に私が歌詞を書いていく流れが多くて。ワンコーラスが届いた時から、サビは絶対に“ちゅ”にしようと思っていました。
──その部分にはタイトルの“ちゅーんあっぷ☆”という言葉も入っていますね。
幹葉 最初はとにかく“ちゅ”を入れたいということしか考えていなくて(笑)。重永さんが最初に作ってくださったメロディを口ずさんでいた時に「あ、ここにちゅーんあっぷ☆がハマるかも」と思って入れました。
──“ちゅ”はやはり作品のコンセプトから?
幹葉 はい。スピカちゃんが黒猫にチューをすると……という物語の要素がすごく印象的だったので、自然と出てきました。それと、猫を飼っている友達がみんな“CIAOちゅ~る”をよくあげていて、それも少し思い浮かべています(笑)。
──その後に“カラダ中を ランアンドラン リンルンレンロン♫”という言葉があって、呪文のようだなと。
幹葉 そこもアニメをなぞっていて。チューをすることによって魔力が体中に行き渡って変わっていく、みたいな感覚を、何か面白い言い方で表現できないかなと思ったんです。それで、“体中を走る”というイメージから“ランアンドラン”が出てきて。「キャッチーでかわいいかも!」と思って、その後更に“リンルンレンロン♫”をつけてみました。
──“キセキを描いてく ア・ピアチェーレ”といったフレーズも印象的でした。
幹葉 これも一見呪文のような響きですよね(笑)。ア・ピアチェーレは、自由に演奏していいという音楽用語です。登場人物たちがみんな星座にちなんだキャラクターなので、光をたどっていった先にキセキが星座になって、それが彼ら自身に繋がっていく……みたいな要素も入れられたらいいなと思いながら書いていました。
今のスピラ・スピカならではの応援歌
──とびきり明るくてピュアな光を放つ楽曲でありながらも、それだけではない切なさも感じられます。
幹葉 主人公のスピカちゃんをはじめ、「黒猫と魔女の教室」に登場するキャラクターたちは、上手くいかないことも多くて、挫折のような場面もたくさん描かれているんです。だからこそ、とにかく楽しくて、とびきりかわいい曲ではあるけれど、悲しい気持ちやマイナスな感情もちゃんとこの曲の中に入れておきたいなと思っていて。
──そうした表現は、幹葉さんご自身の考え方とも繋がっているのでしょうか。
幹葉 そうですね。ポジティブな気持ちを発信したいとは思っているんですけど、難しいなと思うことも多くて。ポジティブな言葉は、受け取る人によってはすごく良い形で届くけれど、どうしようもなく辛い時には、ちょっと辛く当たってしまうこともあると思うんです。でもスピラ・スピカとしては、やっぱり希望を感じられるような曲を届けたい。だからこの曲も、パッと聴くと明るいんですけど、ちゃんと嫌なことやしんどさも含んだうえで、それでも前に進んでいけるようなものにしたいと思っていました。
──そこが今のスピラ・スピカらしいなと思いました。ただ「頑張れ」と言うんじゃなくて、“ヤなことも あはは 笑えたらオーライ”“うまくいくよ バディ!”っていう。
幹葉 やっぱり生きていると色々なことがあると思うんです。でも、それをただ嫌なこととして受け止めるだけじゃなくて、ちょっとでも笑えたらいいし、笑える要素がなかったとしても、一緒に笑ってくれる仲間や、一緒に乗り越えてくれる存在がいたらいいなって。この曲の中では“バディ”という言い方をしているんですけど、もちろん、スピラ・スピカのこと、この曲そのものを自分のバディだと思ってくれても嬉しいです。そうやって、少しでも手を引けるような存在になれたらと思っています。それと、この作品のキャラクターたちは、生まれ持った星座ごとに使える魔法が違うのですが……。
──魔法特性というものですね。
幹葉 はい。おとめ座のスピカちゃんは“植物魔法”を使うんです。自分の名前が“幹葉”なので、「ちょっと繋がってるかも!!」と嬉しくなってしまって(笑)。それで、無理やりかもしれないんですけど、“ブロッサム リズム 高らかに”という言葉を入れました。
──それは嬉しいですね。お互いに運命を感じているという。
幹葉 少し話が逸れてしまうのですが、マンガを読んでいて「そうなんだ!」と思う発見があって。クロードが惑星のスピカについて説明しているシーンがあるんです。スピカって、実は2つの星がすごい速さで回転していて、それが1つに見えている星らしいんです。私はてっきり1つの星だと思っていたので、すごく驚いて。しかも、その2つの星が合わさることで、太陽の2万個分くらいの光を放つと言われているそうなんです。物語の中でも、「1つの光だと弱くても、2つになることでとんでもない力を発揮する」といった話があって、それが本当に素敵だなと思っていました。
──まさに今回の“バディ”というテーマにも繋がりますね!
幹葉 そうなんです!この曲を聴いてくれた方にとって、この曲やスピラ・スピカが“バディ”のような存在になれたらいいな、という思いもそこから沸いてきて。1人じゃ頑張れない時も、この曲やスピラ・スピカの存在があることで、「もうちょっと頑張ってみようかな」と思ってもらえたら嬉しいな、と思いながら作っていました。
次のページ:RAB ESPICEとの“バディ”で届けるMV
RAB ESPICEとの“バディ”で届けるMV
──レコーディングはいかがでしたか?
幹葉 すごく楽しかったです!重永さんと一緒に、“ちゅーにゅー”の部分や“ぴゅーひょい”のところは、メロディどおりに歌うのか、セリフっぽく投げるのか、みたいなバランスを考えていきました。
──サビのキーが変化していく構成について、歌う際に難しさはありましたか?
幹葉 最後のサビが一番自分の歌いやすいキーで、頭のサビは気持ち少し低めなんです。油断するとちょっと暗く聴こえてしまうので、明るく聴こえるように意識しながら歌っていました。
──そのサビの振付は REAL AKIBA BOYZのネスさんによるもの。リスアニ!で連載中の「幹葉の森」でも会いに行きましたね!
幹葉 そうなんです!「幹葉の森」で初めてきちんとお話させてもらった時に、「一緒に何かやりたいですね」とお話をさせてもらっていましたが、「THE FIRST TAKE」に続き、今度はダンスという形でご一緒できて。更に、RAB ESPICEのワンマンライブ“RAB ESPICE ONEMAN LIVE TOUR 2026 「VIVID VISION」”東京公演ではゲストボーカルとして呼んでいただき、気づいたらズブズブの関係になっています(笑)。いつかスピラ・スピカとしても、イベントにお声がけしたいです。
──ネスさんに振付をお願いした経緯というのも教えてください。
幹葉 この曲が出来た時に、「サビがキャッチーやけん、振りがあったらいいよね」という話がチームの中でも出ていて。そこからREAL AKIBA BOYZの皆さんにお願いしたい、という流れになりお願いしたら、ネスさんが振付を担当してくださることになって。REAL AKIBA BOYZというとダイナミックなダンスのイメージがあると思うんですけど、ネスさんは細かい動きも得意で。しかも今回は、TikTokなどでも踊りやすいような振付を考えてくださっていて、本当にすごいなと思いました。
──しかもMVにも出演されていて。
幹葉 とぅーしさん、ゾマさん(ゾマやかじゃない! )も来てくださって、RAB ESPICEの3人とガッツリコラボさせてもらいました。おかげで撮影も楽しかったです。
──MVはカラフルな空間も印象的でしたが、どういった場所で撮影されたんですか?
幹葉 都内にある有名なデザイナーズマンションなんです。撮影にすごく映える場所でした。すっごくカラフルで、床がグラグラしているので、家具が上からぶら下がっているのも印象的で(笑)。今回のMVは、「恋はミラクル」の時に撮ってくださった女性の監督にお願いしていて。細かいところの演出がすごく素敵なんです。例えば、鏡を置いたらメイク道具がハートの形になるシーンがあるんですが、ああいうシーンも女性ならではの感覚だなと思ってときめきました。
私も誰かのバディでありたい
──今年はスピラ・スピカが結成8周年という節目を迎えます。バンドからソロプロジェクトへと形を変えてからの道のりを振り返って、今感じていることはありますか。
幹葉 今年に入って2月にPlanetarium Liveがあって、星空のもとで歌うことで、「スピラ・スピカ」という名前に込めてきた想いや、ソロになってもその名前を残して歌い続ける意味みたいなものを考える時間にもなって……。改めて、「どんなに暗い道でも、希望の光で導ける」ような音楽を、ちゃんと届けていきたいなと感じました。自分が選んできた道に後悔はないですし、これからもそう思い続けられるように、1日1日を大切に過ごしていきたいなと思っています。
──昨今は「The Wakey Show」への出演もあり、活動が更に広がっている印象があります。
幹葉 「The Wakey Show」を観てくださっている方のなかには、嬉しいことに「スピラ・スピカの幹葉だ!」と気づいてくださる方もいて。今、「The Wakey Show」を観ている子たちは、いつか大きくなって、自分の“好き”に出会った時、私が変わらずアニメの主題歌を歌っていてスピラ・スピカとして改めて出会えたら、その子の成長をずっと見守っていけるかもしれないなと思うことがあります。
──「The Wakey Show」で出会った人たちのバディに。
幹葉 そうなれたら嬉しいです!今回も重永さんが楽曲を書いてくださったり、RAB ESPICEの皆さんがダンスをつけてくださったり、MVにも出演してくださったりと、本当にたくさんの方が関わってくださっていて。おこがましいですが、私は皆さんのことを“バディ”だと思っているので、その想いをちゃんと返していけるように、自分も誰かのバディになれる存在でありたいなと思っています。
──デビュー日となる8月8日には、東京O-WEST フルバンド編成でのライブも決定していますね!
幹葉 スピラ・スピカにとって“8”はすごく大切な数で、10周年とはまた違う意味で、大切にしたい節目なんです。令和8年8月8日にデビュー8周年をむかえるというタイミングで、“スピカ”という名前の主人公の作品に関わることができて、そして、この「ちゅーんあっぷ☆」というライブ映えしそうな楽曲もできて!ワンマンがどんなステージになるのか、自分でもすごく楽しみにしています!
●リリース情報
11th Single
「ちゅーんあっぷ☆」
2026年6月3日(水)発売
CDご予約はこちら
https://spiraspica.lnk.to/TuneUp_PKG
配信はこちら
https://spiraspica.lnk.to/TuneUp
【通常盤・初回仕様/CD】
品番:VVCL-2917
価格:¥1,320(税込)
【期間生産限定盤/CD+Blu-ray】
品番:VVCL-2918~9
価格:¥2,420(税込)
※初回仕様:「黒猫と魔女の教室」アニメ描き下ろしアナザージャケット封入
<CD>
1. ちゅーんあっぷ☆ ※TVアニメ「黒猫と魔女の教室」エンディングテーマ
作詞:幹葉 作曲・編曲:重永亮介
2. タイトル未定
3. ちゅーんあっぷ☆ -Instrumental-(通常盤のみ収録)
3. ちゅーんあっぷ☆ -TV ver.-(期間生産限定盤のみ収録)
<Blu-ray>
1. ちゅーんあっぷ☆ Music Video
2. ちゅーんあっぷ☆ One-take Video
【初回仕様】(共通封入)
応募はがき
●ライブ情報
スピラ・スピカ 8th Anniversary
Release One-Man Live 「ちゅーんあっぷ☆」
2026年8月8日(土)東京・Spotify O-WEST
開場16:15/開演17:00
チケット:スタンディング¥6,800(税込)
※チケット整理番号付き
※ドリンク代別途必要
※4歳以上チケット必要
●作品情報
TVアニメ「黒猫と魔女の教室」
<あらすじ>
「魔女見習い」スピカ・ヴァルゴは魔法が使えない。憧れの魔法学校合格のためには師匠が必要だが、金もコネもない。そんな時、人語を駆使し魔法を使う謎の黒猫がスピカの前に現れた!!魔術を学びたいスピカと呪いを解きたい黒猫の思惑は完全一致。
秘密の師弟関係が結ばれた!!呪いを解く鍵は「×××」にキス!?
【スタッフ】
原作:金田陽介(講談社「マガジンポケット」連載)
監督:龍輪直征
シリーズ構成:後藤みどり
キャラクターデザイン:小野田貴之
クリーチャーデザイン:新妻大輔
美術監督:Scott MacDonald
色彩設計:相原彩子
3DCG:ライデンフィルム
撮影監督:室塚勇伎
編集:エディッツ
音響監督:田中亮
音響効果:風間結花
音響制作:ソニルード
音楽 :R・O・N
アニメーション制作:ライデンフィルム
【キャスト】
スピカ・ヴァルゴ:本渡楓
クロード・シリウス:島﨑信長
アリア・アクエリアス:和泉風花
メロウ・パイシーズ:鈴木みのり
ユゥ・アリーズ:橘杏咲
イオ・トーラス:白石晴香
カストル・ジェミニ: 上村祐翔
ポルックス・ジェミニ:長谷川玲奈
タルフ・キャンサー:石毛翔弥
レオ・レグルス:ファイルーズあい
アストレア・ライブラ:大野智敬
ハナ・サソリジョウ:渡谷美帆
キロン・サジタリアス・アラディア:浦和希
カペラ・カプリコーン:櫻井みゆき
©金田陽介・講談社/「黒猫と魔女の教室」製作委員会
関連リンク
スピラ・スピカ 公式サイト
https://spiraspica.com/
スピラ・スピカ 公式X
https://x.com/spiraspica
スピラ・スピカ Official YouTube Channel
https://www.youtube.com/c/spiraspica
幹葉 公式X
https://x.com/mkh0614
TVアニメ「黒猫と魔女の教室」公式サイト
https://bisquedoll-anime.com/
「The Wakey Show ~ザ・ウェイキー・ショウ」公式サイト
https://www.nhk.jp/p/ts/YR7N88GR36/
![【Amazon.co.jp限定】ワンピース・オン・アイス ~エピソード・オブ・アラバスタ~ *Blu-ray(特典:主要キャストL判ブロマイド10枚セット *Amazon限定絵柄) [Blu-ray]](https://m.media-amazon.com/images/I/51Nen9ZSvML._SL500_.jpg)
![【Amazon.co.jp限定】鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 豪華版Blu-ray(描き下ろしアクリルジオラマスタンド&描き下ろしマイクロファイバーミニハンカチ&メーカー特典:谷田部透湖描き下ろしビジュアルカード(A6サイズ)付) [Blu-ray]](https://m.media-amazon.com/images/I/51Y3-bul73L._SL500_.jpg)








