【A1ゴシック 作例】初心者向けの料理本の表紙目次

~由来や歴史、開発経緯など~            
「A1ゴシック」について

2017年に登場したA1ゴシックは、先行してリリースされて人気を博していたA1明朝の基本となる骨格を参照しながら生み出されました。開発時、9,345文字に及ぶ全ての原図は手書きで作られています。一般的にゴシック体は力強いイメージですが、A1ゴシックが目指したのは「温かみのあるゴシック体」です。
モリサワの代表的なモダンスタイルのゴシック体「新ゴ」と比べると、「A1ゴシック」はふところが狭く、有機的な骨格であるオールドスタイルに分類されます。

~書体の特徴からポイント、使われ方まで~            
「A1ゴシック」の特徴

「A1ゴシック」の特徴として、温もりを感じさせるポイントの1つが、線画の交差する部分に加えられた墨だまりです。親しみが持てる暖かい雰囲気がしますね。エレメントの先端の角はわずかに丸みを帯びており、ゴシック体でありながらも優しさを感じさせます。

A1明朝と合わせて使いやすいフォントとして開発されているため、組み合わせたときの相性は抜群です。A1ゴシックは、L・R・M・Bという4つのウエイトで展開されています。

~書体の活かし方やプロの視点~            
制作デザイナーの解説コメント

ほのかに古風な雰囲気で、日頃から頻繁に活用している大好きなフォントです。角ゴシック体と丸ゴシック体の間を行くような愛らしさを感じます。
個性が強すぎないように見えながらも確実にあり、それこそがA1ゴシックの個性、といった不思議な魅力のフォントです。

作例のポイント拡大

ゴシック体でありながらも温かみや優しさを感じる、墨だまりと角丸加工が特徴的な「A1ゴシック」
●書体名:「A1ゴシック」●書体の分類:「ゴシック体」●カテゴリ:「信頼感」よく使われるシーン本文、書籍、雑誌、パンフレット、商品パッケージ、チラシ、POP

~書体スペックや収録製品~            
「A1ゴシック」の書体情報

ゴシック体でありながらも温かみや優しさを感じる、墨だまりと角丸加工が特徴的な「A1ゴシック」
【A1ゴシック R】書体見本
ゴシック体でありながらも温かみや優しさを感じる、墨だまりと角丸加工が特徴的な「A1ゴシック」
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ゴシック体でありながらも温かみや優しさを感じる、墨だまりと角丸加工が特徴的な「A1ゴシック」