※本稿は、印南敦史『先のばしをなくす朝の習慣』(三笠書房)の一部を再編集したものです。
■ネットからのインプット量を減らす
毎朝PCを立ち上げたら、まずニュースサイトやブログなどをチェックするという方も多いことでしょう。それは僕も同じです。
すっかり習慣化してもいるのですが、あるとき、いつものようにその“習慣”を行っている自分が、必要以上に疲れている気がしたのです。朝の早い時間であり、つまり活動を開始してから、まださほどの時間は経っていないはずなのに。
そんななか、いくつか気になることがありました。
「チェックしているニュースサイトが多すぎないか?」
「そのまとめサイトを見る必要はあるか?」
「そもそも、毎日見ているブログは毎日見なければならないもの?」
「全部でどのくらいの時間がかかっている?」
というようなことですが、早い話、僕は自分でも気づかないうち、日常的に確認している情報の渦に飲み込まれていたのです。
でも、そのため朝から疲れていたのでは本末転倒というもの。しかも、大手のニュースサイトには、新聞社や通信社からの情報が集約されているので、ニュースサイトAとニュースサイトBには、同じ報道内容が転載されていたりすることもあります。
だとすれば、複数のニュースサイトを丹念にチェックしたとしても、必ずしも異なった情報を入手できるわけではないということになります。
■読者の野次馬的な好奇心が刺激される
一方、さらに問題なのは、発信源が明確化されていない情報サイト(いわゆる「まとめサイト」)の存在です。
これらのサイトの問題点は、閲覧数を稼ぐことに重きが置かれていること。閲覧数が増えれば、運営者に対して支払われるお金が増える仕組みになっているため、情報の信憑性ではなく、「いかにして記事へと誘導するか」に主眼が置かれていることが少なくないのです。
「閲覧数が稼げるなら“炎上”も厭わない」と考える運営者が存在する可能性もないとはいえず、そのため情報の確実性よりも「いかに目立つか」が重視されがち。
しかも、恥ずかしながら僕にも惑わされた経験があるのですが、そういった真偽不明の記事は、読者の野次馬的な好奇心を刺激したりするのです。
たとえば、まとめサイトに「いま世間を騒がせているAという事件には、Bという人物が関与しているらしい」と書かれていて、そこに興味を持ったとしたら、無意識のうちにBのことを検索していたりする。
すると、Cという知られざる事件のことが書かれていたので、今度はCを検索してみる……というように、必要以上に時間を浪費してしまうわけです。そんなこと、自分の人生とはなんの関係もないのに(ここ、すごく重要)。
■時間を使う割に得るものは少ない
そもそももとの話題に信憑性がないのですから、それは単なる時間の無駄。毎日、次々と積み上がっていく仕事に追われているにもかかわらず、そんなことに大切な時間を取られていたのでは、なんの意味もありません。
それに、“なんとなく、チェックしておかないといけないように思える”、そういった情報は、仮にチェックしなかったとしても、デメリットなどまったくないものだったりします。
見なければ見ないで快適な日常を送れるし、むしろそういう余計な情報(のようなもの)を極力排除したほうが、有効に時間を使うことができるともいえるでしょう。
そこでおすすめしたいのが、毎朝チェックしているニュースサイトやまとめサイトの数を意識的に減らすこと。
「(それらのサイト内に貼られている)リンクを踏んでみたら、そっちのサイトもおもしろかった」というようなことが往々にしてあるため、閲覧(しなくてはいけないと思ってしまいがちな)サイトの数はすぐに増えていってしまうものです。
しかも、それらの多くは内容が重複しているのですから(加えて先に触れたとおり、まとめサイトの場合は、必要以上に政治的に偏っているものも見受けられます)、不要なものを削っていくべきなのです。
かくいう僕も以前、ひどいときには10種類以上の大手ニュースサイトと、5、6種のまとめサイトを毎朝チェックしていました。
しかし、時間を使う割に得るものが少ないなと気づき、意識的に見るものを減らしたので、いまでは前者は3種程度、後者は2種程度になっています。
単純計算で半分にしたわけですが、それでもまだまだ多いと思っているため、今後はさらに減っていくかもしれません(そうしたい)。しかし、だからといって情報が足りないと感じることもなく、むしろ必要な情報だけを選別できるようになりました。
■ネットサーフィンを「断捨離」する
さらに、仕事の効率化を図るためには、どこかのタイミングでネット閲覧、すなわちネットサーフィンを「断捨離」する必要があります。いうまでもなく、沼のように終わりのないそれは仕事の時間を侵食し、パフォーマンスを下げてしまうからです。
先に触れたように、毎朝チェックするニュースサイトの数を半分に減らしたことで、明らかによい結果が生まれました。
朝から無駄に疲れを感じることもなくなり、「自分にとってはどの情報が必要か」と、情報の取捨選択をより正確に行えるようになったのです。そのため朝の時間が増え、より効率的に動けるようにもなりました。
裏を返せば、以前は無駄なことに翻弄されて、大切な時間を無駄にしていたということですが、多少なりともそれを改善できたわけです。
しかも元来が単純な性格なので、そうなってくると「さらに無駄な時間を排除したい」という思いが強くなりました。日常生活のなかには「どうにかすべきポイント」がもうひとつあったため、そこを改善したいと考えたのです。
それは、毎日見ているさまざまなブログの見なおし。もうずいぶん前から、本、音楽、飲食、自然、写真など、興味のあるブログを閲覧しているのですが、いつの間にか、こちらもまた疲れる要因になっていたのです。
さらに個人ブログの場合、毎日更新されるとは限りません。にもかかわらず、「もしかしたら新しい記事が出ているかもしれない」などと考えて訪問していたわけです。
でも更新されていなかったため、次は別のブログを覗いてみる……というようなことのために何十分もの時間を浪費していた時期があり、「さすがにそれはまずい」と感じていました。
■当たり前だと思っていたことを疑問視
そこであるとき、長らくチェックし続けてきたブログも断捨離してみました。「本当に見る価値があるか」と改めて考え、立ち寄るブログの数を減らしてみたのです。
さて、結果はどうだったか?
なんにも問題はありませんでした。つまり、ずっと「役に立つかもしれない」などと思いながら見続けてきたものの、削除したところで困ることはなにもなかったのです。
「ずっと好きだったんだから、また見たくなるのではないか」と考えたりもしましたが、そういうこともほとんどありませんでした。
もちろん、それらのブログに問題があるということではなく、要は僕個人の人生にはそれほど必要がなかったというだけのこと。誰かの役には立つのだろうけれど、僕にとってはそうではなかっただけの話です。
いずれにしても、あえて視点を変えてみて、いままで当たり前だと思っていたことを疑問視してみたら、それが時間効率化につながったわけです。
そんな経験をしたからこそ、以前の僕のように「ブログ閲覧に時間を取られてしまっているな」と、多少なりとも感じている方には、それらの見なおしをおすすめします。
ずっと続けてきた習慣を変えるためには勇気が必要かもしれませんが、やってみればたいしたことではなかったと実感できるはず。結果的には、より有効に時間を活用できるようになるでしょう。
Point まずは毎朝チェックしているニュースサイトを半分にする
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印南 敦史(いんなみ・あつし)
作家、書評家、編集者
最新刊「遅読家のための読書術」(ダイヤモンド社)がベストセラーに。書評家として「ライフハッカー[日本版]」「ニューズウィーク日本版」「マイナビニュース」「Suzie」「WANI BOOKOUT」など多くの媒体に寄稿。
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(作家、書評家、編集者 印南 敦史)

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