ニューヨーク・メッツの千賀滉大が、腰椎炎症による15日間IL入りから投球プログラムを再開した。メッツ指揮官のカルロス・メンドーサ監督は回復の進展を認めながらも、具体的な復帰時期を明言することは避けている。
20イニングで刻まれた数字——なぜ千賀は止まったのか
MLB公式サイトの番記者アンソニー・ディコモ氏がXに投稿したところによると、千賀は5月6日(現地時間)に投球プログラムを再開し、現時点ではキャッチボールの段階にある。同記者は「少なくとも前進はしている」としながらも、先発ローテーションに戻るには本格的な段階的登板増が必要だと伝えた。千賀の今季成績は20イニングで防御率9.00・WHIP1.95、20四球となっている。
千賀本人も「分からない」と言い残したその先
メンドーサ監督は「投球内容は良くなっている。これから積み上げていく必要がある」と報道陣に語っている。ただ、IL入り直前には千賀本人も「ローテーションに入れるとか、こうなるとか、そう言える状態ではない」と述べており、自身の今後についても答えを持ち合わせていなかった。
背景にあるのは契約の問題だ。米メディア『Heavy』によると、千賀は2023年オフに5年総額7,500万ドル(約108億円)でメッツと契約しており、最終年にあたる来季は1,400万ドル(約20億3,000万円)の契約が残っている。同メディアは投手陣でトレード不可なのはノーラン・マクレーン、フレディ・ペラルタ、クレイ・ホームズの3人のみと伝えており、千賀は事実上、トレード候補に含まれている格好だ。防御率9.00のまま復帰しても先発ローテーションの座が保証されるわけでもなく、かといって大型契約の残る選手をマイナーに落とす選択も現実的ではない。メッツは千賀の処遇について、いずれ答えを迫られることになる。

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