鈴木大輔が放課後等デイサービス「縁がわ」への想い語る「子どもたちはジェフの結果を気にしてくれます」

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ジェフユナイテッド千葉DF鈴木大輔が自身の運営する放課後等デイサービス「縁がわ」への想いを語った。



スペインでの経験から設立を決意



ジェフ千葉レディースは16日に、千葉県のフクダ電子アリーナで三菱重工浦和レッズレディースと2025/26 SOMPO WEリーグの最終節を戦い、1-0で勝利。千葉Lは9位でシーズンを終えた。



この日は、同クラブの男子チーム・J1千葉の鈴木キャプテンが運営する障害福祉サービス事業所「縁がわ」の子どもたちが、試合の運営をサポート。入場ゲートにて実施されるTシャツ配布の手伝いや、場内コンコースにて冷凍スイーツの販売を行った。



「子どもたちもスタジアムでジェフに触れてサッカーの試合を観たり、サポーターの熱気を感じて、すごく顔が生き生きとしていました。『すごく楽しい」と言いながらやっていて、ありがたいことに売り切ることもできました。Tシャツを配るのもすごく楽しそうで、サポーターの人ともコミュニケーションを取れていた。そういった子どもたちの成長も見られて、自分としてもうれしかったです」



鈴木は2024年8月に「縁がわ」を設立した。きっかけは、2016年から2018年まで在籍したスペインのジムナスティック・タラゴナでの経験だ。知的発達障がい者のチームも持つ同クラブでは、毎日のように障がいを持つ人々と顔を合わせた。福祉に積極的なクラブでプレーした鈴木は、「ピッチ以外のところでも価値を作る」「子どもたちが安心安全に健康を育む場をつくりたい」と、千葉市緑区内おゆみ野にある施設で就学している6歳から18歳までの子どもたちに「安心安全の場所」を作っている。



「縁がわ」の子どもたちもジェフサポーターに



これまでも、ジェフ千葉のトレーニング拠点である千葉市内のユナイテッドパークで、障がいのある子どもたちに向けたサッカー教室を開催していた。「今お世話になっている千葉に対しての恩返しという思いが強い」と、現役の選手やOBたちともに、普段サッカーができない子どもたちと一緒にボールを追いかけた。



この日も、自ら出展ブースに出向いて子どもたちの販売をサポートした。

「縁がわ」の活動には、子どもたちの保護者からも『息子が緑がわに行くことがモチベーションにしていて、学校に行くのも好きになっている』『生活の一つの楽しみになっていて、本当に作ってくれてありがとうございます』などと感謝の声が届くという。



鈴木は「きょうのようなイベントを通じて、子どもたちが成長する姿を見られるとうれしいですし、親御さんからもそういうことを言っていただけるのが、自分としてはすごくモチベーションになっています。子どもたちの顔つきが変わっていく、自信がついていっているのは近くで見ていると分かるんです。すごくやりがいと喜びを感じてます」と笑顔を見せた。



鈴木大輔が放課後等デイサービス「縁がわ」への想い語る「子どもたちはジェフの結果を気にしてくれます」
画像: 昨季の鈴木大輔(写真:縄手猟)

昨季の鈴木大輔(写真:縄手猟)



自ら現場に立ちながら子どもたちと接する鈴木の活動を通して、「縁がわ」に通う子どもたちもサッカーへの熱を高めている。



鈴木の所属する千葉は、昨季J2を3位でフィニッシュ。鈴木はキャプテンとしてチームを支え続け、J1昇格プレーオフ(PO)のすえに17季ぶりのJ1復帰を成し遂げた。



「縁がわ」に通う子どもたちも、鈴木らが戦ったJ1昇格POも観ていた。しかし今季はケガなどの影響もあり、ここまで6試合に出場にとどまっている。



鈴木は「J1の舞台で自分が試合に出ている姿をみんなも待ち望んでいると思う」と活躍を誓いながらも、「僕が試合に出ているかどうかに関わらず、子どもたちはジェフの結果を気にしてくれます。ジェフの選手についてもすごく話をしてくれる」と、子どもたちもすっかりジェフのサポーターだと明かした。



「子どもたちには何事にも自信を持ってチャレンジできる環境を提供していきたい。

その環境を整えていくことが自分たちの役割だと思っています。子どもたちには、一人ひとりが楽しみながら、いろいろなことにチャレンジしてほしいです」



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なお、千葉は第16節終了時点で明治安田J1百年構想リーグの東地区で最下位に沈んでいる。17季ぶりのJ1で苦戦していることは間違いないが、残り少ない試合のなかでもチャレンジする姿を見せて、子どもたちに勇気を与えたい。



取材・文=浅野凜太郎

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