日本サッカー協会(JFA)は15日、都内のホテルで6月11日(日本時間12日)に開幕する北中米W杯(米国、カナダ、メキシコ共催)の日本代表メンバーを発表した。

 会見には森保一監督が出席。

2022年のカタールW杯後から、この日まで第2次森保体制で招集してきた多くのメンバーから選んだW杯代表26人を発表した。主力として活躍しながら負傷のため招集を見送った三笘薫、南野拓実ら、また、日本代表のため全力でプレーしながら断腸の思いで選外とした選手らの気持ちを思い、目に涙を浮かべた。「たくさんの選手が日本代表として戦いたいという気持ちで心を寄せてくれて、日本代表として歩んでくることができた。多くの選手が日本のために戦い、チーム力を支えてくれた。心を合わせて思いを持ってくれた選手に感謝を申し上げたい」と感謝を口にした。

 質疑応答では涙の意味を問われると「選んだ選手には思い切ってプレーしてもらいたい。やはり、ワールドカップの舞台に立ちたいと思っていても、思いをかなえてあげられなかった選手たちのことを思うと、感情の部分でうまくコントロールできなかった」と素直な気持ちを明かした。

 その上で「コーチ陣と何度も議論して、今のベストはこれだという26人選ばせていただいた。選ばれた26人は今、日本が世界で勝つために最高の26人を選ばせてもらった。選ばれなかった選手たちのことも含めて自分たちが挑める、思い切ってプレーする、W杯で勝つことと成長することチャレンジしてもらいたい」と、メンバー入りした選手たちへの自覚を促し、目標とする世界一に向けての決意を語った。

 森保監督については、山本昌邦ナショナルチームダイレクター(ND)が「聞く天才」と評する。全体ミーティング前にはベンチから外れた選手に個別に説明を行う気遣いや、気づいたことがあれば食事会場などでも選手と1対1の対話を大切にするなど、選手とのコミュニケーションを常に大切にしてきた。

代表合宿後には可能な限り、各リーグの所属クラブへ戻る選手たちを宿舎で見送ることでも有名だ。世界が「個」なら、日本は「和で戦う」と口にする森保監督。代表に選ぶことができなかった選手たちの思いも背負って、2度目のW杯に挑む。

 【北中米W杯メンバー】

 ▼GK

 早川友基(鹿島)

 大迫敬介(広島)

 鈴木彩艶(パルマ)

 ▼DF

 長友佑都(FC東京)

 谷口彰悟(シントトロイデン)

 板倉滉(アヤックス)

 渡辺剛(フェイエノールト

 冨安健洋(アヤックス)

 伊藤洋輝(バイエルン)

 瀬古歩夢(ルアーブル)

 菅原由勢(ブレーメン)

 鈴木淳之介(コペンハーゲン)

 ▼MF/FW

 遠藤航(リバプール)

 伊東純也(ゲンク)

 鎌田大地(クリスタルパレス)

 小川航基(NEC)

 前田大然(セルティック)

 堂安律(フランクフルト)

 上田綺世(フェイエノールト)

 田中碧(リーズ)

 中村敬斗(Sランス)

 佐野海舟(マインツ)

 久保建英(Rソシエダード)

 鈴木唯人(フライブルク)

 塩貝健人(ウォルフスブルク)

 後藤啓介(シントトロイデン)

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