2026年7月15日、中国メディア・光明網は、中国最大の学術論文データベース「CNKI(知網)」の運営会社が、DeepSeekやGeminiなどの人工知能(AI)モデルを著者として記載した論文を削除し、今後もAIの著者記載を認めないとする声明を出したと報じた。
記事は、中国の著名な学術誌(CSSCI核心ジャーナル)である「華東師範大学学報(教育科学版)」がAIを著者欄に記載した論文を試験的に掲載したことを紹介。
CNKIはまず法律面について、中国の民法典・著作権法上、著作権を享有できるのは自然人・法人・非法人組織に限られ、民事主体の資格を持たないAIは著者にはなれないと説明。AIはあくまで研究の補助ツールであり、生成された内容の著作権は実質的な知的創作を行った研究者に帰属するとした。
また、出版倫理の面では、署名著者は研究内容の真実性や論証のロジックに責任を負う必要があると指摘。AIには学術的な検証や是正、責任追及の義務を果たす能力がなく、AIを著者に加えれば責任の所在が曖昧になり学術不正の温床になりかねないとの認識を示した。
CNKIはその上で、今後のルールとしてAIツールを著者に記載した論文は受け入れず、研究過程でAIを使用した場合は論文の研究方法または謝辞の中で明記することを求めると表明。これらの原則に反する論文については掲載しない権利を留保することを明らかにした。(編集・翻訳/川尻)











