上海科学智能研究院が主導して建設した「物質科学スマートR&&D工場」が、2026年世界人工知能大会(WAIC)の開催を目前に控え、5日間に及ぶ無人での科研実験を成功裏に完了しました。すなわち、理論計算から実験による検証までの全過程が自動で遂行されました。
この「スーパー研究開発工場」では、人の介入なしに創薬、触媒の設計、素材研究など多岐にわたる135件の実際の科学実験が自律状態で完了しました。システムは分子の生成や仮想スクリーニング(新薬の候補をシミュレーションによって絞り込むこと)を自ら行うだけでなく、計算結果を直接「自己駆動型実験室」に送り込み、化合物の合成、精製、テストまで遂行することができます。さらに、検証データをAIの学習にフィードバックすることで科学研究の完全なループを形成しています。
これらの試験では、AIツールの実行成功率は100%に達しました。触媒の最適化では、システムは最初のラウンドで活性を約15%向上させ、学習後の第2ラウンドでは、反応における触媒の活性を文献に記載のある方法の約6倍にまで押し上げた事例もありました。
復旦大学の学長補佐で上海科学智能研究院の理事長を務める呉力波氏は、「データとモデルが双方向に機能しあう『フライホイール効果』は、科学研究の効率を飛躍的に高めるだけでなく、科学的課題に対するAIの理解をより深めることができる」と述べました。
上海ではAIによって科学を加速する「百団百項(2年間で100以上の研究チームと100以上の高付加価値型プロジェクトを支援)」と名付けられた事業を通じて、このAI主導のイノベーションモデルの発展を体系だてて推進しています。(提供/CGTN Japanese)











