2026年7月14日、中国のポータルサイト・捜狐に「『週刊少年ジャンプ』付録カード目当てに転売ヤーが買い占め」と題した記事が掲載された。
記事は、「今月13日、『週刊少年ジャンプ』2026年33号が発売された。
一方で、「今回はその楽しみを味わえなかった読者が続出した。日本の複数のメディアによると、発売日の早朝から全国各地の書店には長蛇の列ができていたという。だが、その多くのお目当ては雑誌そのものではなく、付録のルフィ限定カードだった。このカードは『ONE PIECEカードゲーム』の限定版で、この号を購入しなければ手に入らないコレクターズアイテムだったため、転売ヤーたちの格好の標的となったのである」と説明した。
また、「開店と同時に、雑誌を何冊もまとめて買い物かごへ入れる人が相次ぎ、多くの店舗では開店から間もなく完売。本来、毎週ジャンプを購入している読者が1冊も手に入れられない事態となった。さらに驚くべきことに、発売から間もなく、日本のフリマサイトには大量の転売品が出回った。定価340円の雑誌自体には誰も見向きもしない一方で、付録カードには約2500円もの値が付いた。中には雑誌を開封し、カードだけを販売して、漫画雑誌本体をおまけ扱いする転売ヤーまで現れたのだ」とした。
さらに、「今回の争奪戦を見越し、『週刊少年ジャンプ』を発行する集英社も対策を講じていた。通常より50万部多く増刷したとされ、週刊漫画誌としては異例の大幅増刷だった。多くの大型書店でも、事前予約者のみ販売、購入数を制限、店員の手渡し販売といった対応を実施した。さらに、トレーディングカードを扱うショップの中には、今回の付録カードは買い取らないと告知する店舗も現れた」と言及した。
その上で、「しかし、こうした対策でも市場の過熱を完全に止めることはできなかった。高値で購入する人がいる限り、需要はなくならず、転売もなくならないからだ。転売ヤーが利益を得ること以上に、残念だったのは一般読者への影響である。日本テレビの取材では、多くの漫画ファンが不満を口にした。本来読まれるべき漫画こそが、最も注目されない存在になってしまった」と述べた。
一方で、「そんな中、日本のあるコンビニの対応がSNSで話題となった。店内に『週刊少年ジャンプ』を1冊置き『立ち読み可』と掲示したのである。最新話を読みたいだけなら、買えなくても、転売ヤーと競争しなくても、その場で自由に読めるという配慮だった。
記事は、「出版社が付録を付ける目的は、本来、販売促進とファンへの還元である。しかし、付録の価値が雑誌の内容そのものを大きく上回るようになると、市場はたちまち本来の姿を失ってしまう。転売ヤーにとって重要なのは漫画の内容ではなく、いくら利益を得られるかだけであり、本当に作品を支えてきた読者が、そのしわ寄せを受けることになる」と指摘した。
そして、「今回の『ONE PIECE』連載29周年記念企画は、本来であれば祝賀イベントだったはずが、全国規模の買い占め騒動へと発展してしまった。出版社にとっては売上記録を更新する結果になったのかもしれない。しかし、本当に漫画を愛する読者にとっては、必ずしも喜べる出来事ではなかった。漫画雑誌の本来の価値とは、表紙に挟まれた1枚のカードではなく、その中に掲載された物語であるはずだからだ」と結んだ。
なお、中国のネットユーザーからは「集英社、本当に意味分からない。週刊誌をこんな売り方するなよ」「オンラインで予約できるんだから、なんで転売屋向けに店頭販売して、普通の人の分を残してくれないの?」「本が欲しいだけならBOOKOFFにたくさんあるでしょ。転売屋はカード目当てなんだから」「去年のモスバーガーの福袋は『ONE PIECE』のカード付きだったのに、全然人気がなくて最後まで売れ残ってた。それが今年はこの騒ぎかよ…」といったコメントが寄せられている。











