2026年10月19日、中国の人工知能(AI)関連ニューメディア・智東西は、中国の生成AIブランド・DeepSeek(ディープシーク)の新モデルが、AI評価プラットフォーム「Arena」のウェブ開発部門でオープンソースモデルの首位に立ったと報じた。
記事は、Arenaが同日、「DeepSeek-V4.1-Flash-1017(Max)」がMoonshot AIの「Kimi K3(Max)」を抜き、「Code Arena:WebDev」ランキングで最上位のオープンソースモデルになったと発表したことを紹介。
記事によると、同モデルは今月17日に公開され、「DeepSWE v1.1」テストではGPT-6 AstraやClaude Opus 5などを上回り、タスク1件当たりの平均費用は前バージョンより約6割下がったという。
また、API利用料は100万トークン当たり、ピーク時間帯で入力(キャッシュミス時)2元(約47円)、出力8元(約190円)、オフピーク時間帯で入力1元(約24円)、出力4元(約95円)、キャッシュヒット時の入力はピーク時0.04元(約1円)、オフピーク時0.02元(約0円)で、トータルコストはKimi K3の約10分の1とされる。Arenaの比較図でも、同モデルより安く、かつ高得点のモデルは現時点でないことが示されたとのことだ。
記事は、米メディアのThe Informationが「AI業界を揺るがした」と評したことや、X(旧ツイッター)で関連トピックへの投稿が58万件を超えたことを紹介。生成速度の速さを評価する声も上がっているとした。
また、実際に同モデルで古代の開封(中国河南省)を舞台にした3D探索プログラムとウェブ版レースゲームを作成したところ、いずれも一度の指示で完成し、費用は合計約6元(約142円)だったと紹介。人物の造形は簡素だったものの、立体感のある街並みが描かれたと評価している。
その上で、低いAPI価格を武器に、プログラミング能力と利用コストの両面でDeepSeekの競争力が一段と高まったと指摘。細部に改善の余地はあるものの、アイデアの検証や試作品開発では、実際に動かせる作品を作るハードルがさらに下がるとの見方を示した。(編集・翻訳/川尻)











