世の中が狂乱のバブル経済に向かっていた1985年、時代に逆行するかのような孤高のロックシンガーが圧倒的な支持を得た。
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デビューしてから亡くなるまでの約7年間のエピソードは枚挙にいとまがない。しかし同時に、孤高のカリスマ故に神秘のベールに包まれた部分も多い。本書『評伝 1985年の尾崎豊』では、その激烈な生とメッセージを没後30年目を迎える2021年春、実父や同志だった中村あゆみ、ダイアモンド✡ユカイなど、尾崎をよく知る者たちの証言の数々。さらには、84年のステージ上の骨折により表舞台から離れ、復活とともに急激に社会現象となった「1985年」を主軸に置き、なぜ尾崎豊が求められたのか、時代の象徴となったのか。混迷の社会背景を自らも尾崎のライブ現場を数多く体感した著者が丹念に紐解く、珠玉のノンフィクション作品となっている。
<商品情報>
『評伝 1985年の尾崎豊』
著者:石田伸也
発売日:2021年6月4日(金)
価格:1430円(税込)
判型 / 仕様:四六判ソフトカバー
発売:株式会社徳間書店
商品URL:
https://www.tokuma.jp/book/b581913.html
https://www.amazon.co.jp/dp/4198652961