KDDI株式会社は4月23日、法人向けネットワークサービス「KDDI Wide Area Virtual Switch」(KDDI WVS)と、SpaceXが提供する衛星ブロードバンド「Starlink Business」を接続した閉域ネットワークサービスを4月30日から提供すると発表した。

 同サービスでは、インターネットを介さずにStarlinkからKDDI WVSまでを閉域網で直接接続することで、DDoS攻撃などのサイバー攻撃を受けるリスクを極小化し、企業の機微なデータを安全に伝送することが可能となる。


 また、衛星通信により、山間部や離島などのモバイル通信圏外や、有線回線の敷設が困難な地域でも、地上インフラに依存しない安定した通信環境を提供する。同サービスでは、従来の静止衛星(高度約36,000km)の約65分の1の距離にある低軌道衛星(高度約550km)を数千機活用することで、下り最大220Mbpsの高速通信と低遅延を実現している。

 同サービスの主な活用想定は下記の通り。

・官公庁・自治体
災害対策本部と避難所やその他関連機関との間で、住民の安否情報や支援物資の状況、マイナンバーや医療・介護情報といった機密性の高い情報をセキュアに連携する。

・医療機関
災害発生時にも、病院やクリニックなどの医療機関が、電子カルテをはじめとする機微な情報へセキュアにアクセスできる環境を確保する。

・エネルギー・交通インフラ事業者
国土安全保障の観点からも重要となるエネルギーや交通インフラ(発電所・空港など)の主要企業において、災害時や通信障害時でも安定した通信を確保しサービスの継続に貢献。

・金融機関
災害発生時、被災した拠点からでも勘定系システムなどの社内システムへ安全にアクセスし、決済業務や顧客対応などの中核業務を継続する。

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