日系車は近年、中国の自動車市場で高い人気を誇っているが、日系車は故障が少なく耐久性が高いことがその大きな理由の1つと言える。実際、日系車オーナーの多くがその品質の高さを実感し、称賛している。
記事はまず、故障が少ない日系車と比べると、それ以外の車は故障が多いのは揺るぎない事実であることを指摘した。この理由について「自動車メーカーとサプライヤーの関係性」にあると分析している。日系車の故障が少ないのは、「日本の自動車メーカーは安易にサプライヤーを変えないこと」と関係があるという。
日本の自動車メーカーは、部品に問題が発生するとサプライヤーと一緒に問題解決に取り組むと紹介した。1つの部品のテストに数カ月以上もかけることがあり、そのための資金も十分あるので品質が保証されると説明している。
しかし、ドイツをはじめとする欧州の自動車メーカーは状況が異なるようだ。記事によると、欧州の自動車メーカーは研究開発コストを抑えるためにテスト時間を短くする傾向が強いという。
それで記事は、日本の自動車メーカーはサプライヤーに深く関り、世界トップレベルの工場生産管理レベルを有しているので、最高の品質を保証することができると論じた。そして、自動車の品質という点では中国車はまだまだ改善の余地が大きく、さらなる研究が必要だと締めくくっている。高品質の日系車人気は続いており、これからも中国市場で売上を伸ばしていくに違いない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)