卵の加工品メーカーである蘇州欧福蛋業(839371/北京)が1月18日、北京証券取引所に新規上場した。公開価格2.50元に対し初値は51.60%高い3.79元だった。
同社は2004年設立で、16年に株式会社化した。卵液、卵粉、ゆで卵など各種卵製品の生産、販売を主業務としている。中国の卵加工品業界をリードしており、農業産業化国家重点リーディングカンパニー企業に選ばれている。安定した品質と豊かな経験により、ユニリーバ、モンデリーズ、ハインツ、ヤム・ブランズなど世界の大手食品企業や、中国のクリスティーン、台湾の85℃、韓国のパリクロワッサンなどのベーカリー企業、安井食品(アンジョイ・フーズ)などの食品メーカーと提携関係を持っている。
21年12月期の売上高は8億4928万元(前期比36.92%増)、純利益は2248万元(同53.86%減)。22年1~9月期の売上高は6億4757万元(前年同期比7.42%増)、純利益は2879万元(同2.18倍)。
新規上場に伴い調達予定の1億1250万元(約22億円)は、約37%の4189万元を調理済み卵製品、卵液、卵製品生産ライン技術改良プロジェクトに、約35%の3990万元を年産1万5000トンの卵製品増産プロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)