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Farm&Factory TAMURAではレタス類(フリル/ロメイン)を生産する。生産キャパは日産約1万2000株(1・2トン)。自動搬送システムを世界で初めて導入し、14台のモノレールが栽培ユニットを自動搬送する。栽培室内は完全に無人。包装・梱包作業も自動化し、省人化とともに衛生管理を徹底している。
植物工場Farm & Factory TAMURA
最大の差別化ポイントは独自の水耕方式にある。沼上社長は「当社は独立した栽培ユニットを採用。液肥を循環させず、定期的に交換する方式により雑菌の繁殖を防ぐ。消費期限が長く、完全無農薬の安心安全な野菜を天候に左右されず安定的に供給できる。露地物と比べて捨てる部分が少なく、廃棄ロスの低減も可能」と強調した。
商品の販売先は広がりを見せる。大手コンビニのカップサラダやサンドイッチ、ホテル飲食店のサラダバー、地元スーパー・ベーカリーの調理パン、弁当などに向けた業務用商品(業務用5㎏バルク/業務用250g入りカット/業務用個包装)の販売が順調だ。
今後はカップサラダなど加工商品の販売を強化する方針を示す。「高収益化に向けた新たな取り組み。工場にはもともと加工設備が備わっており、蒸しチキンなど具材を混ぜて完成品として提供する。すでに大手スーパーで実験的に展開したが、現在大半を占めるコンビニ向け業務用商品から好採算の加工商品の販売へとシフトしたい」。
次なるターゲットはイチゴの植物工場の実現だ。「他社が展開するイチゴの植物工場は部分的な自動化。受粉にはミツバチを使い、病害の原因ともなりかねない。当社はFarm&Factory TAMURAで確立した独自の水耕方式による、自動化イチゴ工場を目指す。コンビニのデザート、イチゴサンドなどに向けた業務用需要が期待できる」と述べる。
中長期的にはFC・合弁パートナーによるグローバル展開を視野に入れる。
沼上社長は「今後事業を拡大する上で、自ら工場を持たず、工場プランニングやデータ解析による栽培支援などコンサルティング事業に特化する考えだ。自動化機器・副資材の販売のほか、将来的には慣行農業への横展開、医薬・化粧品用植物生産に応用したい」と抱負を語った。
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