25年(1~12月)の家庭用マヨネーズ・ドレッシング市場は前年比0.5%減の1375億円と、ほぼ前年並みだった(本紙推定)。25年の序盤は、前年から続いた天候不良による野菜相場の高騰がマヨネーズやドレッシングの販売に影響した。
26年は前年に販売が減少したカロリー訴求型マヨネーズタイプの盛り返しが予想されるほか、分母は小さいながらも24年以降、勢いを増しているローオイル系ドレッシングの販売など目が離せない。

 マヨネーズはコロナ禍の21年から市場拡大を続けてきた。25年の減速はカロリー訴求型商品の伸び悩み。特に上期でその傾向が顕著だった。野菜価格の高騰でキャベツ、レタスやブロッコリーを使ったサラダや、お好み焼といったメニューが食卓に登場する頻度が減った。

 カロリー訴求型のマヨネーズタイプは炒め物などにも応用できるレギュラータイプと異なり、野菜関連での利用が多い。サラダやサンドイッチ、お好み焼、タコライスなどでの使い方も目立つ。26年はすでに最大手のキユーピーが「キユーピーハーフ」をレギュラーマヨネーズと同様の卵黄タイプに刷新。卵のコクがさらに向上したリニューアルのポイントが購入者からも支持されている。商品の価値を磨き上げたことにより、販売面での巻き返しを図る。

 25年のドレッシング市場はほぼ横ばいだった。野菜相場の高騰が成長を妨げた主要因だが、夏場には野菜相場が軟調になったことで追い風が吹いた。
オイル系が多くのシェアを占めているが、ここにきて伸びが顕著なのがローオイルタイプのドレッシング。日清オイリオでは「日清ドレッシングダイエット」が自社のドレッシング売上を牽引。さらにキユーピーが「深煎りごまドレッシング カロリーハーフ」を投入し、市場は活性化した。

 24年にはノンオイルと市場シェアが逆転。25年にはローオイルタイプのドレッシングの推定市場規模は100億円を突破したと言われている。使用油分を抑えながらも、フレーバーによっては従来のドレッシングとそん色ない味を楽しめる特徴が生活者の支持を得た。

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