丸大食品 中計営利目標2年前倒し達成 3か年計画新たに始動
新中期3か年計画
 丸大食品の26年3月期決算は増収増益。営業利益は75億円と、同期に設定した3年後の営業利益目標70億円を2年前倒して達成した。


 5月14日に決算会見した佐藤勇二社長はその理由にハム・ソーセージ、調理加工食品、食肉の3部門すべての増収と一部の価格改定効果、取り組んできた構造改革による継続的なコスト削減を挙げた。これを受け、同社は同日の取締役会で中間配当制度の導入を決議した。今期は増収増益を見込み、毎年ローリングプランを導入している3か年計画も新たに始動した。

 前期連結業績は、売上高は既存顧客の販売促進に加え、販路拡大では業務用ルートを強化し前期比1.5%増、営業利益37.2%増、経常利益31%増。

 佐藤社長は売上好調の要因に、商品ではハム・ソーとデザートを挙げ、業態では業務ルート(惣菜、外食、給食)への販路拡大を挙げた。

 部門別売上高は、ハム・ソーセージが1.9%増の744億円。発売30周年企画等を展開した主力の「燻製屋」シリーズが数量ベースで7%増と牽引。ハム群では「たっぷり使える」シリーズなどが好調に推移した。

 調理加工食品は1.7%増の860億円。「スンドゥブ」は2.6%増と堅調に推移したが、スープ類全体では減収。「サラダチキン」などのチキン惣菜は引き続き堅調で、デザートではグループの安曇野食品工房の「SWEET CAFE」シリーズや、トーラクの業務用ホイップ済みクリームなど、コンビニ向け飲料類、ヨーグルト類の新商品投入も奏功した。

 食肉事業は0.8%増の777億円にとどまるが、相場高が続く豪州産輸入牛肉拡大など、相場高に対応した適正価格の販売に努めた。


 今期は、各部門・事業別にテーマを掲げ、ハム・ソー部門は収益拡大、調理加工食品部門は売上拡大、食肉事業は事業領域拡大を目指し、連結売上高は2.8%増の2450億円、経常利益は5.9%増の84億円を計画する。

 また、新中期3か年計画の28年度の数値計画は、売上高は2550億円で25年度比7%増。内訳は、加工食品事業(ハム・ソー、調理加工)が1700億円で同5.9%増、食肉事業同・その他が850億円で同9.2%増、経常利益は93億円で同17.7%増を計画する。

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