AZは16日、カンファレンスリーグ(ECL)・準々決勝セカンドレグでシャフタール・ドネツクと対戦し、2-2で引き分けた。試合後、AZを率いるリーロイ・エヒテルド監督が、UEFA(欧州サッカー連盟)を通して、同試合のメンバー構成について語った。


 敵地でのファーストレグを0-3で落とし、ホームに戻ってきたAZは、スコアレスで迎えた58分に先手を取られ、窮地に立たされる。それでも、73分にデンマーク人MFイサク・イェンセンが直接フリーキックを沈めて1点を返すと、80分にはチェコ代表MFマチェイ・シンが左足でボレーシュートを叩き込み、セカンドレグ単体では逆転に成功。しかしながら、83分にはカウンターで同点に追いつかれ、セカンドレグは2-2でタイムアップ。2戦合計スコアは2-5で、AZはベスト8敗退が決まった。

 AZに所属する元日本代表DF毎熊晟矢は、ケガから戻ってきて間もない状態ではあったものの、前半の45分間プレー。U-23日本代表DF市原吏音は今冬の加入後、トップチームの公式戦出場機会は1試合の途中出場のみにとどまっていたが、初の先発に名を連ねただけでなく、フル出場を果たした。

 同試合、AZは直近の公式戦にあたる今月12日のエールディヴィジ第30節ヘーレンフェーン戦(○3-0)から、スターティングメンバーを一挙11名変更。今季公式戦通算44試合に出場し、チームトップの29ゴールを挙げているアイルランド代表FWトロイ・パロットや、AZの背番号10として攻撃陣を彩るオランダ人MFスフェン・マイナンスら、数多くの主力選手が先発から外れていた。

 普段は出場機会が限定されている選手たちや、U-21チームを主戦場としている面々がスタメンに入ったが、このようなメンバー構成となった背景には、同試合から中2日の19日に、KNVBベーカー決勝のNEC戦を控えている事情があったようだ。エヒテルド監督は次のように明かしている。

「我々は3日後にカップ戦の決勝戦を控えている。このメンバーを選んだ理由は、選手たちを万全な状態に整え、最大限の休息を与えたかったからだ。
ただし、今夜は若い選手たちの多くがピッチに立ち、中にはデビュー戦を迎えた選手もいたが、彼らのパフォーマンスをよく見てほしい。誇らしく思えたはずだ」

 なお、試合の内容については「短い時間でも2ゴールを決めたことで希望が持てた。もし、もう1点を取れていたならば、どうなっていたか分からないが、相手が2-2に追いついた時点で、勝負は終わったと悟った」と振り返り、チームが2戦合計スコアで2点のビハインドを跳ね返すべく前がかりとなった終盤、カウンターから喰らった一撃が、トドメとなったと話した。
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