◆日本生命セ・パ交流戦 2025 西武1―2中日(13日・ベルーナドーム)
中日は、延長10回に勝ち越しに成功。接戦をものにし、連敗を阻止した。
同点の延長10回。先頭の石伊が中堅フェンス直撃の二塁打でチャンスメイクすると、犠打でなおも1死三塁。ここまでマルチ安打と好調の1番・岡林が、3番手・佐々木の高め変化球を左前へ。逆方向への技ありの一打で、勝ち越し点を呼び込み、これが決勝点となった。岡林は「内野が前進していたので、なんとか振り抜いて、頭を越えればいいなと思った。決められてよかった」と汗を拭った。
この日は、埼玉でのビジター戦にも関わらず、右翼スタンドを竜党が青く染めた。チャンステーマが球場に響く迫力ある応援に、井上監督は「関東にこんなにドラゴンズファンがおるのかって思うぐらい。西武ファンの応援って、旗振ったり、一体感があって俺は好きなんだけど、でも(中日ファンは)ここどこ!?ホームゲーム?って思うぐらいものすごい応援をしてくれた。すごくありがたかった」と笑顔。スタンドを埋め尽くしたファンに、感謝の勝利を届けた。