中日は15日、西武の7年目・佐藤龍世内野手を金銭トレードで獲得したと発表した。

 佐藤龍は、富士大から18年のドラフト7位で西武に入団。

富士大3年春に打率、本塁打王の2冠を獲得したパワーある打力が持ち味だ。21年8月に複数トレードで日本ハムに移籍したが、22年オフに再び西武に戻った。通算324試合に出場し、打率2割2分7厘、13本塁打、67打点。昨季はキャリアハイを更新する7本塁打を放ったが、今季は3月に寝坊したペナルティで3軍に合流。ファームでは40試合で打率3割2分6厘、4本塁打、15打点とアピールを続けているが、1軍出場はなかった。

 中日はこの日、西武に4安打無得点と沈黙し、12球団ワーストタイとなる今季14度目の完封負け。3連戦を1勝2敗で負け越した。試合前時点でチーム打率は2割2分1厘、得点は12球団ワースト2位の149得点と打線強化が急務となっており、広い本拠地バンテリンドームで長打を打てる強打者が必要なチーム事情に佐藤が合致した。

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