第107回全国高校野球選手権西東京大会(7月5日開幕)の組み合わせ抽選会が14日、都内で行われた。今春センバツに出場した早実は、玉川学園と保谷の勝者を相手に15日、初戦を迎える。

くじを引いた五木正剛マネジャー兼内野手(3年)が、最後の夏へ意気込みを語った。

 「力負けだった」。昨年の秋季大会での敗戦をそう振り返る。夏王者として臨んだが、都大会決勝で二松学舎大付にサヨナラ負け。センバツでは16強入りを果たしたが、春季都大会は準々決勝で日大三に敗れた。「1つのミスが敗戦につながる」と新チームを分析し、夏での逆襲に向けて守備を重点的に磨いた。

 昨夏の甲子園経験メンバーも多くそろうが、「挑戦者として、目先の1勝を積み重ねていきたい」と油断はない。苦汁をなめた伝統校が、激戦区での連覇を狙う。

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