◆米大リーグ　ドジャース―ジャイアンツ（１４日、米カリフォルニア州ロサンゼルス＝ドジャースタジアム）

　ドジャース・大谷翔平投手（３０）が１４日（日本時間１５日午前１１時１０分開始予定）、負ければ首位陥落となる本拠地・ジャイアンツ戦のスタメンに「１番・指名打者」で名を連ねた。ここまでドジャース移籍後ワーストの１０試合、４６打席連続で本塁打が出ていないが、１１試合ぶりの一発に期待がかかる。

　前日１３日（同１４日）は今季初めて２つの見逃し三振を喫するなど４打数無安打。連続試合安打が「８」で止まり、チームも完敗を喫してジャイアンツに同率首位に並ばれた。大谷は２日（同３日）の本拠地・メッツ戦で２３号を放ってから本塁打なし。１０戦、４６打席本塁打なしはいずれもドジャース移籍後ワーストだ。

　ジャイアンツの先発は、ランデン・ループ投手（２６）。昨季メジャーデビューし、今季からローテに定着した右腕だ。今季はここまで１３登板で４勝４敗、防御率３・２９。大谷は昨年６月３０日に対戦して右飛に打ち取られた。直球はほぼ投げず、投球の８割近くはシンカーとカーブでボールを動かす右腕で、５月１７日の本拠地・アスレチックス戦以降は５登板連続で本塁打を浴びていない。

　ドジャースとジャイアンツは４１勝２９敗の貯金１２で同率首位。３位パドレスも３８勝３０敗の貯金８で２ゲーム差に迫っている。この試合で敗れれば、５月以降では初めて首位から陥落して２位に転落。

ドジャースは前回登板の８日（同９日）の敵地・カージナルス戦で今季初勝利を挙げた通算２１３勝左腕のカーショーが先発する。

　大谷はここまでチーム７０試合のうち、真美子夫人の長女出産にともなう「父親リスト」入りで欠場した２試合を除く６８試合に出場。リーグトップの２３本塁打を放っている。レギュラーシーズン１６２試合に換算すると、５３・２発ペース。前日終了時点で７８安打（リーグ３位タイ）、打率２割８分６厘（同１３位）、３９打点（同２３位タイ）、ＯＰＳ・９９４（同１位）、６８得点（同１位）なども好成績を残してる。

編集部おすすめ