◆米大リーグ ドジャース―ジャイアンツ(14日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)
ドジャースのC・カーショー投手(37)が14日(日本時間15日)、本拠地・ジャイアンツ戦に先発し、今季最長の7回3安打無失点と好投。今季2勝目、通算214勝目の権利を得て降板した。
初回。先頭の1番・李政厚(イ・ジョンフ)に四球を与えたが、ラモスを遊ゴロ併殺に打ち取るなど無難な立ち上がり。3回は先頭のエンカーナシオンに初安打となる二塁打を許すも、続くフィッツジェラルドを見逃し三振に斬るなど得点を与えなかった。3回までに7点の大量援護を受ける中、5回までわずか55球で投げ切り、ナ・リーグ西地区で同率首位のジャイアンツに流れを渡さなかった。スタンドで家族が見守る中、今季最長イニングとなった6回、7回も難なく投げ抜いた。
ドジャース一筋18年目の左腕は11年に最多勝、最優秀防御率、最多奪三振で初のサイ・ヤング賞に輝くなど絶対的なエースとしてドジャースの中心に君臨し続けた。昨季までこれまでMVP1度、サイ・ヤング賞3度、最多勝3度、最優秀防御率5度、最多奪三振3度で通算212勝を挙げてきた。
13勝をマークした23年オフに左肩の手術を受けた影響で昨季は7登板で2勝(2敗)、防御率4・50と17年目で自己ワーストの成績に終わった。さらに、昨年11月には左足と左膝の手術を受けて今季も負傷者リストでスタート。マイナーで5試合に登板して結果を残し、5月17日(同18日)の本拠地・エンゼルス戦が今季初登板だった。
6試合目の先発だった今月8日(同9日)の敵地・カージナルス戦では5回6安打1失点7Kの粘投で今季初白星。