中日は15日、西武から佐藤龍世内野手(28)を金銭トレードで獲得することを発表した。17日に入団会見を行う。

チームはこの日の西武戦(ベルーナD)で、両リーグワーストタイとなる今季14度目の完封負け。得点力アップへ、即戦力野手を求めていた。

 右打者の佐藤はパンチ力を武器に、昨年は自己最多の93試合で7本塁打。今年3月は寝坊によるペナルティとして3軍降格し、ここまで1軍出場はなかった。中日は三塁を守る高橋周が左肘の負傷で離脱。石川昂も打率1割3分2厘と低迷している。佐藤にとって西武―日本ハム―西武―中日と、最近5年間で3度目のトレード。セ・リーグでのプレーは初めてで「寂しい気持ちでいっぱいです。この移籍をプラスに捉えて、ドラゴンズでも頑張ります」と再出発を誓った。

 ◆佐藤 龍世(さとう・りゅうせい)1997年1月15日、北海道生まれ。28歳。北海高から富士大を経て、18年ドラフト7位で西武入団。

21年8月に2対2のトレードで日本ハムに移籍したが、22年オフに西武に復帰。プロ7年間で通算324試合に出場し、打率2割2分7厘、13本塁打、67打点。174センチ、85キロ。右投右打。

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