◆米大リーグ ドジャース5―4ジャイアンツ(15日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が15日(日本時間16日)、本拠地・ジャイアンツ戦に「1番・指名打者」でスタメン出場し、3打数3安打、1四球で全打席出塁し、試合前に2割9分だった打率が2割9分7厘にまで上昇した。ドジャースは逆転勝ちで2連勝とし、首位攻防3連戦を敵地パドレス戦に続いて2カード連続で勝ち越し、2位のジャイアンツと2ゲーム差となった。

 ジャイアンツの先発は左腕のハリソンと発表されていたが、試合開始直前にレッドソックス内野手のディバースとのトレードで移籍が決まり、急きょ本来は救援右腕のジェレが先発。左投手用のスタメンを組んでいたドジャースもフリーマンを4番から3番に変えるなど、大幅に組み替えた。大谷の初回先頭の1打席目は右前安打で2戦連続安打。先取点となるホームを踏んだ。

 2回2死の2打席目は4球連続ボールで四球。5回先頭の3打席目に2番手左腕・ルケーシーから左前安打を放つと、7回先頭の4打席目には4番手左腕・ミラーから俊足を飛ばして一塁への内野安打。1試合3安打は5月18日(同19日)の本拠地・エンゼルス戦以来25試合ぶりだった。大谷はこの日、パパになって初めての父の日とあって、水色のバットを使って好打を放った。

 試合は初回にパヘスの右犠飛で大谷がホームを踏んで先制。2回にはエドマンの10号2ランが出た。2点リードの4回に先発のメイが李政厚に逆転の適時三塁打を浴びるなど3点を失って試合をひっくり返されたが、5回に大谷、ベッツの連打でチャンスを作るとパヘスが左中間に逆転の13号3ランを放った。先発のメイは6回6安打3失点の粘投。

7回はベシアが3者凡退で抑え、8回はイエーツが代打・ジョンソンに1号ソロを浴びて1点差に迫られたが、9回はスコットが無失点で抑えて逃げ切った。

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