◆JERAセ・リーグ 広島―阪神(10日・マツダスタジアム)
広島は、6回に逆転しながら、直後の7回にリリーフが崩れた逆転を許した。
2点リードの7回、2番手・島内が1死二、三塁から代打・糸原の犠飛で1点を返され、2死満塁から中野の適時打で同点に追い付かれた。
1点を追う6回2死満塁、坂倉が代わったばかりの2番手・桐敷から押し出し死球を受けて同点。直後、6月12日以来のスタメンだった秋山が勝ち越しの2点打を放った。37歳ベテランが、今季80打席目にして初タイムリーを放ちながら、あっさり主導権を手放した。
先発・森は、2回に佐藤輝にソロを浴びただけの6回1失点と好投。6回の逆転で一度は勝利投手の権利を手にしたが、22年の自己最多を更新する5勝目はお預けとなった。
チームは前夜まで、阪神戦7連敗で首位まで8・5ゲーム差の2位。この日の試合に敗れれば、2005~06年の9連敗(1分け)以来、同一シーズンでは1981年6~8月以来44年ぶりの8連敗となる。