◆第107回全国高校野球選手権埼玉大会▽2回戦 松山2―1所沢西(11日・県営大宮)
松山は、所沢西に2―1で競り勝った。
ともに先発出場した兄・吉田兼梧投手と弟・吉田翔棋捕手(ともに2年)は双子の兄弟。
2人は小学6年からバッテリーを組む。この日はあうんの呼吸で試合を作ったように見えたが「まだ全然。会話だったり投球の意図が共有できずに打たれることがあった」と成長過程であると話した。
2人には4つ上の兄、昂生さんがいる。野球経験者の昂生さんからは、よく野球の教えを受けているようで「試合の入り、結果、準備の仕方など言われます」とアドバイスを受けているようだ。
双子でありながら「性格が全く違う」と話す2人。兄は「慎重に考えるタイプ」、弟は「いけると思ったらどんどんいくタイプ」。食べ物も兄は「肉派」だが、弟は「魚派」と正反対。
双子の球児が主人公の漫画「タッチ」は「全部読んだことがある」という。ただ「自分たちは投手と投手の双子ではなく、バッテリーなので」と強調した。
夏は旧制中学時代の戦前から出場している歴史ある県立の男子校。