◆JERA セ・リーグ DeNA4―3巨人(13日・横浜)
DeNA打線が、今季2度の対戦で1点も取れていなかった赤星を攻略。逆転勝ちで巨人戦の連敗を6で止めた。
令和マシンガンが久々に火を噴いたのは、2点を追う3回。2死無走者から桑原が左前打で出塁すると、「クワさん(桑原)がつないでくれたので、自分も後ろにつなぐ気持ちだった」という佐野が、逆方向の左翼席へ、6月13日以来の7号同点2ラン。さらに牧が右中間二塁打で続くと、ベテラン宮崎が「3人の勢いそのままに、自分もつなぐつもりで」と、フォークをバットの先で拾う右前適時打で、一気に試合をひっくり返した。
巨人戦での2得点以上は4月17日(9〇1)以来。赤星からの今季初安打が殊勲弾になった佐野は「試合に出ている立場として責任を感じていた。最高の形で点が取れてよかった」と満足そう。球宴前の本拠地ラストゲームでの快勝に、三浦監督も「久々に打線がつながった。少し兆しが見えたかな」と手応えを強調した。