◆第107回全国高校野球選手権北北海道大会 ▽1回戦 旭川明成5―0紋別(14日・旭川スタルヒン)
夏の甲子園初出場を目指す旭川明成が紋別打線を無安打無得点に抑え、2年ぶりの8強入りを決めた。
先発マウンドに上がった右腕・池守拓真(3年)は、1回に2四死球を与えるも無失点の立ち上がり。
2番手の2年生右腕・笹原鉄平も6回から2イニングを無失点に抑えると、8回からは右腕・佐藤陽斗(3年)が1度も出塁を許さない完璧な投球を披露。3投手でノーヒットノーランリレーを完成させたが、巨人・千葉隆広投手の父・広規監督は「たまたまノーヒットであって、初回先頭からヒヤヒヤだった。ヒットを打たれていないことは気にしないでスパッと代えました。(計9四死球を与え)ナイスピッチングまではいかないですね」と辛口評価だった。
旭川明成は、千葉隆広投手を擁して23年の北北海道大会で準優勝。それ以来のエスコン行きをかけて準々決勝は帯広大谷と対戦する。当時1年生でベンチ入りしていた池守は「エスコンで勝ち上がるっていう気持ちを持ってやっていきたい」と力を込めた。