◆米大リーグ レッドソックス―ドジャース(25日、米マサチューセッツ州ボストン=フェンウェイパーク)
レッドソックス・吉田正尚外野手(32)が25日(日本時間26日)、本拠地・ドジャース戦に「5番・DH」で先発出場。1点を追う6回2死の第3打席で左前打を放ち、後半戦に入って初の2試合連続安打とした。
2球で追い込まれたが、左腕・バンダの3球目、外角高めの85・8マイル(約138・1キロ)スライダーにうまく対応した。
今月15日(同16日)に32歳の誕生日を迎えた吉田。侍ジャパンが世界一を奪還した23年WBCで共闘したドジャース・大谷翔平投手(31)の前で、まずは一本出した。昨年9月13日(同14日)の敵地・ヤンキース戦以来となる今季1号にも期待がかかる。
吉田は昨年10月の右肩手術を乗り越え、今月9日(同10日)のロッキーズ戦でメジャー復帰。初戦から4打数3安打1打点と活躍し、コーラ監督も「大きな戦力だ。打線に今までになかったほど厚みが出た」と評価していた。メジャー3年目の今季、前半戦は4試合に出場し、打率2割8分6厘、1打点だった。
しかし、後半戦はこの日まで6試合のうち2試合でスタメンを外れ、16打数3安打の打率1割8分8厘と苦しんでいた。この日の試合前には、左翼にそびえ立つ高さ11・3メートルの「グリーンモンスター」の前でキャッチボールを始めた大谷を守備練習中の吉田が“護衛”する場面も。大谷との再会で流れは変わるだろうか。