◆米大リーグ　ヤンキース―フィリーズ（２５日、米ニューヨーク州ニューヨーク＝ヤンキースタジアム）

　フィリーズのカイル・シュワバー外野手が２５日（日本時間２６日）、敵地のヤンキース戦で「２番・ＤＨ」に座り３試合連続の３５、３６号を放った。

　超満員のヤンキースタジアムを震撼させた。

２点ビハインドの５回無死一塁。右腕ウォーレンの初球の外角直球を打ち返し、角度２０度、打球速度１８３キロという猛烈なライナーが右中間スタンド、飛距離１２６メートル付近に突き刺さった。

　８回２死一塁、今度は右腕ハミルトンの１５３キロの直球をたたくと角度２４度、打球速度１８５キロの猛烈なライナーが右翼席に吸いこまれた。

　シュワバーは１５日のオールスター戦で史上初めて突入した延長戦の本塁打競争「スイングオフ」にナ・リーグ３人の出場選手に起用。３スイング×３人の合計で争われ、２人目で登場すると全３スイングでスタンドインさせ、ナ・リーグに勝利をもたらし、ＭＶＰに選出された。

　これで後半戦に入っても、７試合で６発目と好調ぶりは続いている。

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