◆米大リーグ レッドソックス2―5ドジャース(25日、米マサチューセッツ州ボストン=フェンウェイパーク)

 ドジャースのT・ヘルナンデス外野手(32)が25日(日本時間26日)、敵地・レッドソックス戦に「4番・右翼」で先発出場。8回にリードを広げる貴重な15号2ランを放ち、チームの後半戦初の連勝に貢献した。

 1点リードの8回無死一塁。右腕・アルカラの97・5マイル(約156・9キロ)シンカーを捉え、打球速度107・2マイル(約172・5キロ)、角度29度、飛距離415フィート(約126・5メートル)でセンターへ運んだ。7月は14試合目の出場でようやく初本塁打。左脚付け根の張りから5月下旬に復帰して以降、6、7月となかなか調子の上がってこなかった大砲がお目覚めだ。

 フェンウェイパークでは通算46試合で15本目のアーチとなり「ここの雰囲気は本当にいいんだ。ファンが試合に入り込んでくるのが好き。プレーするのが好きな場所の一つで、自分を興奮させてくれるし、全てを引き出してくれる」とほほ笑んだ。

 右打者のT・ヘルナンデスにとっては左翼に高さ約11・3メートルの巨大フェンス「グリーンモンスター」がそびえ立つ難条件の球場だが、本拠地にしたことのあるマリナーズのT・モバイルパーク、ブルージェイズのロジャースセンター、ドジャースのドジャースタジアム以外では最多の本塁打数。得意のボストンから上昇気流に乗る。

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