◆JERAセ・リーグ ヤクルト2―1中日(26日・神宮)
ヤクルトはドラフト3位・荘司宏太投手がプロ初勝利をつかんだ。1―1の7回に登板し、1イニングを無失点に抑えると、その裏の攻撃で赤羽由紘外野手が2試合連続の決勝打を放ち、待望の1勝が舞い込んだ。
お立ち台に上がったルーキーは「すごくうれしいです。(記念のウィニングボールは)両親にプレゼントします」と笑みを浮かべた。この日も観戦に訪れていた両親に「お父さん、お母さんありがとう!」と絶叫し、日頃の感謝を伝えた。
23試合目の登板。いきなり先頭のボスラーに右前打を許したが、続く山本を投直に抑え、素早く一塁に送球し併殺を完成。最後は石伊を見逃し三振に仕留めた。防御率は0・76まで向上。高津監督は「今は本当に大事なところというか、競ったところで投げているので、自分が抑えればチームの勝利に直結し、今日みたいに勝ち星がついてくる可能性が非常に高い。点を取られたら負け投手になる可能性も高いんだけど、リリーフっていろんなところで評価されるけど、終盤で投げる人の勝ちってすごく価値がある。1回離脱はしたけど、よくリリーフの中心選手として頑張っていると思いますよ」と高く評価した。
腰痛による離脱もあったが、今は欠かすことのできないピースとなっている。