◆JERAセ・リーグ 広島1―5巨人(26日・マツダスタジアム)

 広島は、逆転負けで後半戦初戦を落とした。開幕から6戦無敗だったマツダでの巨人戦で今季初黒星。

前半戦の悪い流れを断ち切るどころか、今季4度目の4連敗で、借金は8にまで膨らんだ。先発・森下は7回途中2失点で昨季の自己ワーストを更新する11敗目(5勝)。1―1同点の7回1死から泉口に中前打を浴びた直後、ベンチに異変を訴えた。右手マメの影響で、そのまま降板。スクランブル登板となった2番手・中崎が勝ち越しを許し、その後もリリーフ陣が失点を重ねた。打線も、ファビアンが4回に放った約1か月ぶりの11号ソロの1点に終わった。新井貴浩監督の試合後の主な一問一答は以下。

 ――7回は先発の森下投手のアクシデントによる降板という難しさもあったと思うが…。

 「そうやね。緊急ということで、難しさはあったと思います」

 ―森下投手の降板理由は。

 「マメができてちょっと投げられる状況じゃなかったので代えました」

 ―次回の登板は。

 「明日(27日)また(トレーナーからの)報告を待つということかな」

 ―投球自体は立ち上がりはボール先頭になりながらも無失点で滑り出した。

 「調子はあまりいい方じゃなかったと思うんだけど、粘って投げてくれたと思います」

 ―勝ち越しを許した7回は中崎投手から抑えを任せていたハーン投手にスイッチした。

 「そこも用意しておいてと。今日明日の2連戦だから。また丸から左(打者)が続くところだったので」

 ―中継ぎとしての役割の変化はないのか。

 「それとはちょっと違う。今までも流動的にやっていたけど。9回はハーンが行くことが多かったけど、そこをちょっと(序列を)後ろにしてという感じかな。9回とかじゃなく、7、8(回)もしくは6(回)というイメージかな」

 ―現状の抑えのイメージ。

 「イメージというか、そこは決めずに相手の打順、打者を見ながら起用して行きたいなと。ただ、ハーンは9回に失点するというのが続いているから、ちょっとその前のイニングをカバーしてもらう役になったと」

 ―ファビアンが一発。

 「いいホームランだったし、スイングの内容も良くなって来ていると思います」

 ―一方でその1得点だけ。

 「そうやね。

そこは辛抱してやっていくしかないかなと」

 ―前日には選手だけでミーティングを行った。

 「見ていて、そういう選手の気持ちというのは伝わって来ました。結果、勝てなかったですけど、選手の勝ちたいという気持ちは伝わって来ました。サク(坂倉)もすごく良かったと思います」

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