【巨人】大勢がリーグ最速の３０ホールド「知らなかったです。ありがとうございます」
８回に登板し３０ホールド目を挙げた大勢（カメラ・馬場　秀則）　 画像（1枚）

◆ＪＥＲＡ　セ・リーグ　広島１―５巨人（２６日・マツダスタジアム）

　巨人の大勢投手がリーグ最速で３０ホールド（Ｈ）に到達した。

　４―１の８回に５番手で登板。

２死から連打で一、二塁のピンチを作るも最後は秋山を１５１キロの直球で二ゴロに仕留めた。大台到達にも数字へのこだわりはなく「そうなんですか」と目を丸くしたが「知らなかったです。ありがとうございます」と控えめに喜んだ。

　チームが９０試合を消化した時点で３０Ｈ。今季から主戦場を９回から８回に移し、シーズン前に阿部監督から「ホールドのタイトル取れ」と「最優秀中継ぎ投手賞」獲得指令を出された。「『はい』って約束しちゃったので。意識したら体の動きが小さくなると思うので、今まで通り目の前のアウトを１個１個しっかり積み上げていくことを目標にしたい」。シーズン４７Ｈペースで１２年・山口鉄也（現２軍投手コーチ）が記録した４４Ｈの球団記録も見えてきた。

　中継ぎの船迫、石川、中川、大勢、ケラーがそれぞれ任された１イニングを無失点でつなぎ、つかみ取った１勝。「残り試合も少ない。自分の場面が回ってきたらしっかりやるだけ。いい準備して（マウンドに）上がれたら」と今後に向け意気込んだ。

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