巨人OBの松井秀喜氏と高橋由伸氏=スポーツ報知評論家=が30日、都内のホテルで開催された「週刊ベースボール4000号記念トークショー」に出演した。

 会場内にアニメ「巨人の星」のテーマソングが流れる中、ステージに上がった2人。

生活拠点を置くニューヨークから29日に帰国した松井氏は1000人を超える聴衆を前に「時差ぼけでテンションが上がらないな、と思っていたのですが、この熱気で一気に目が覚めました」。高橋氏は「松井さんとこういう風にしゃべるのは初めてだと思います。何かうれしいです」と笑みを浮かべた。

 「巨人の魂を継承する覚悟は背負った者にしか語れない」がトークテーマだけに、巨人時代の話が中心。松井氏は2000年のシーズンが最も印象深かったとした。その上で、MVPを獲得したダイエー(現ソフトバンク)との日本シリーズに触れて「第5戦までは由伸がMVPと報知新聞にも書かれていて、そうか、と思っていた」という。ところが終わってみたら、松井氏がMVP。「由伸に申し訳なかったですね」と隣の高橋氏に笑顔で謝罪した。

 巨人の伝統についてもトークは及び、松井氏は「巨人は負けてヘラヘラできない。勝ちを意識する空気感は常にある。巨人の選手として球場の内外でしっかりやるのは大事」と訴えた。6月3日に死去した恩師の長嶋茂雄さんについて「まだ(亡くなったことが)信じられない。

お亡くなりになって3か月近くたちますが、お亡くなりになられたからのほうが、長嶋さんのことを考えることが増えました。毎日のように振り返っています」と語り、改めて長嶋さんへの感謝の思いを口にした。

 さらに松井氏は「阿部監督の巨人をしっかり応援していく」とした上で、将来の巨人に対する思いも明かした。6月に長嶋さんが死去した際の弔問後に、生前の長嶋さんとの「約束がある」と話した松井氏は「巨人というのは常に心の中にある。長嶋さんと過ごした日々はかけがけのないもので、巨人は今も大好きです。将来はどうなるかわかりませんが、巨人をよくしたい、いいチームに、というのは常にもっています。ジャイアンツの未来に自分自身が関わっても不思議はないかなと思っています。(高橋氏)とは年齢は一緒(同年代)ですよ。監督2人制とか」と笑いを交えながら、変わらぬ巨人愛を語った。

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