パ・リーグ ソフトバンク11―0楽天(5日・みずほペイペイ)

 楽天の先発・古謝樹投手は5回97球を投げ、ともに自己ワーストとなる14安打8失点で今季6敗目を喫した。初回は先頭打者から連打を許すと、3番・牧原大に先制の右越え3ラン。

2回も3本の適時打で3失点すると、3、4回も1点ずつを失った。制球の甘さを突かれて立ち上がりから痛打を浴び、「ただただ自分の準備不足」と唇をかんだ。石井1軍投手コーチは「全力でいきすぎて、ボールが真ん中に集まりすぎたかな。期待したぶんだけ残念」と話した。

 序盤の大量失点が大きく響いた形となり、「つかまえられちゃいましたね。前半にこういう形になると…」と三木監督。常々話していた、「先発投手がある程度試合を作ってくれたら勝負になる。追いかける展開になると苦しくなる」という嫌な流れになってしまった形だ。古謝も「初回の入りが良くなれば、結果も変わったかなと思う。突き詰めていきたい」と、同じ過ちは2度としないと力強く話した。次戦こそ勝利を引き寄せ、自己最多6勝目を手にする。

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