◆米大リーグ オリオールズ―ドジャース(5日、米メリーランド州ボルティモア=オリオールパーク)

 オリオールズの菅野智之投手が、5日(日本時間6日)、ドジャース戦の試合前に、敵軍の山本由伸投手と横並びで国歌斉唱に臨んだ。

 オ軍は、投げない先発陣が、登板日の投手の試合前ブルペンを見るのがしきたりとなっている。

本拠地のブルペンは左中間にあり、下段にホームチーム、上段にアウェーのブルペンが並んで設置されている。

 試合前に、この日の先発クレマーがブルペン投球を始めると、一塁ダッグアウトからブルペンに向かった菅野。上段では、この日の先発、大谷翔平投手が投球練習を始めていた。

 一方、三塁側ダッグアウトからブルペンに向かったのが山本。2人は、お互いの通訳も交えつつ、数分間、談笑した後、国歌斉唱が始まり、そのまま2人は横並びで、聞き入った。上段ブルペンに大谷、通路に菅野、山本と、3人の日本人選手が至近距離に集う格好となった。

 同カードは、当初の先発予定だったグラスノーが、背中の張りを訴えて、第1戦に大谷が緊急登板した。第2戦に山本、第3戦に菅野。同一球場での3連戦で3人の日本人選手が先発する初の事態となった。

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