西武・鳥越裕介ヘッドコーチが6日、ロッテ戦(ベルーナドーム)前に球場最寄り駅の西武球場前駅で行われた「ライオンズピンクリボンキャンペーン2025」のイベントに参加した。
2008年に夫人を乳がんで亡くした同コーチは「自分と同じ思い、同じ苦しみを味わってほしくない。
「感動しました」と目を潤ませた同コーチ。所属したホークス、マリーンズでも同様の活動を続けていたが、今季から移籍したライオンズでの本格活動はこの日が初めて。「何かのきっかけになれば…。私一人の力ではない。いろんな方と出会って、いろんな協力があった。(患者が)1人でも少なくなればと思っています。新しい球団で第一歩を踏み出せた」と感慨にひたっていた。
乳がんは抗がん剤、手術などの治療が年々進化しており、罹患したとしても早期に発見できれば早く治る可能性が高くなる。以前には同コーチの呼びかけで受診して早期発見に結びついた人もいるという。「ああよかったなあ、という思いでした。