セ・リーグ首位を独走する阪神が逆転勝利で連勝を3に伸ばし、DeNAが敗れ優勝マジックは1となった。最短Vは9月7日で、8日に優勝を決めた90年の巨人を抜き、2リーグ制後の史上最速優勝(パの前後期制を除く)が見えた。
1点ビハインドの4回1死一、二塁。佐藤輝が常広から同点の右前適時打を放ち「ワンチャンスで同点にできたのは良かったです」とかみしめた。同点の6回には、森下が勝ち越しの左前適時打。相手守備のミスで3点目も奪い、7回に中野がダメ押し打を放った。
先発の門別は4回7安打1失点。変化球の制球が不安定で苦しい投球になったが、広島の大拙攻にも助けられて最少失点で切り抜けた。「毎回ランナーを出してしまい、リズムをつくることができませんでした。最小失点で粘れたところは良かったと思いますが、内容が良くなかったので、課題としっかり向き合って練習します」と振り返った。
5回以降はハートウィグ、ドリス、畠、及川、石井と自慢のリリーフ陣を投入して逃げ切り。石井は自身のプロ野球記録を更新する47試合連続無失点とした。